JR貨物では、非電化区間の貨物列車けん引と貨物駅構内の入換作業の双方に使用しているDE10形およびDE11形液体式ディーゼル機関車が老朽化したため、置換用の機関車を新たに開発しており、現在試作車1輌の製作を進めている。 ▼DD200形式電気式ディーゼル機関車(イメージ) 画像提供:JR貨物◆形式名 DD200形式電気式ディーゼル機関車◆特徴 DE10形式相当の走行性能とするとともに、軸重(1軸あたりの重量)を低く抑え、DE10形式でしか入線できない線区への入線も可能とする。また、本線運転および入換作業の双方に配慮し、車体中央部に横向きに運転台を配置したほか、入換の際などに誘導を行う操車担当の作業性向上のため、車端にデッキスペースを確保している。 技術的には、JR移行後に導入した新形式機関車である、DF200形式電気式ディーゼル機関車およびEF210形式直流電気機関車などの新型電気機関車で開発してきた技術を応用し、性能の確保と信頼性の向上を図っている。 また既存の新形式機関車と装置の標準化を図り、メンテナンスコストの低減、および修繕部品の安定供給を確保するようにしている。◆出場日 2017(平成29)年6月下旬(予定)◆主な諸元 駆動方式 電気式 動軸数 4軸 運転整備重量 58.8t 車体長 15.9m 最高運転速度 110km/h 動輪周出力 600kW 主機関 水冷4サイクル V型12気筒 1個 主電動機 4個●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●JR貨物 ウェブサイト