振り返れば、1978年(昭和53年)10月のダイヤ改正で国鉄特急のヘッドマークが文字から絵入マークに変わったのをきっかけに、真島とともに列車を追い続ける日々が本格的に始まったのです。長大編成の特急がレールの上を舞うように走りゆく姿のかっこよさに魅せられたのです。列車を追い求める中、何気なく耳にする踏切の音や、何処までも続く線路の先に新しい鉄道を垣間見た時代でした。「鉄道」だけがもつ移動速度と律動が、あわただしい時間の合間に「ホッ」とさせてくれる安心感を与えてくれたのです。それは、誰もが思い描く「鉄道」と言う言葉から醸し出されるシズル感に、気持ちが癒されたからなのです。列車の音や匂い、そして何気ない人との交わりにふれることで、より一層四季折々の豊かな彩の輝きを見ました。これからも新しい鉄道を追いつづけて行きます。(猪井貴志)○開催日時
2017年6月22日(木)~8月8日(火)
10:00~17:30
日曜祝日休館
○開催場所
キヤノンギャラリーS
〒108-8011 東京都港区港南2-16-6 CANON S TOWER
TEL 03-6719-9021
JR品川駅港南口より徒歩約8分
京浜急行品川駅より徒歩約10分
○入場
無料




