株式会社リコーは、撮影者を取り囲む全天球イメージをワンショットで撮影できる画像インプットデバイス「RICOH THETA」の上位モデルとして、高精細な静止画像や高画質な動画撮影、ライブビュー機能などに対応した「RICOH THETA S」を発売する。 RICOH THETA Sは製品コンセプトである小型・軽量ボディはそのままに、より高画質を求めるユーザーの声やビジネス用途での要求にこたえた上位機種となっている。発売日は今年10月中旬を予定しており、オープン価格となっている。■RICOH THETA Sの主な特徴1.高画質な全天球イメージの撮影が可能・開放F値は2.0と明るく、新たに開発した大口径小型二眼屈曲光学系とイメージセンサーの大型化により出力画素で約1400万画素に相当する高精細な全天球画像が得られる。また、最新の画像処理技術により特に暗所での画質向上を実現し、長秒時撮影(バルブ撮影)と組み合わせることで、夜景でもノイズを抑えた全天球撮影を楽しむことができる。また、Wi-Fi接続したスマートフォンで、撮影や各種の設定をおこなうことも可能。・撮影した全天球イメージは、専用ウェブサイトtheta360.comにアップして、FacebookやTwitter、TumblrなどのSNSで共有することができる。また、GoogleマップやGoogle+、YouTubeの360°チャンネルへ全天球イメージを投稿することが可能。・RICOH THETA Sのアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)はGoogleのOpen Spherical Camera APIをベースに開発されており、Googleのストリートビューアプリを始めとするサービスと親和性がある。例えば、RICOH THETA Sで撮影した全天球画像を簡単にGoogleマップに投稿することができる。2.スマートフォン合成に対応した高品質な全天球動画・フルHDサイズに相当する1920×1080ピクセル(記録時)で30fps(フレーム/秒)という、高品質で滑らかな全天球動画撮影を実現しています。最大25分間(合成後)の撮影が可能で、専用アプリ「RICOH THETA S」内の動画変換ツールにより変換処理することで、つなぎ目のない全天球動画の作成が、PCを介することなくスマートフォンやタブレット上で簡単に行える。作成した全天球動画は、通常の静止画像と同様に指先で画像のサイズや形、構図を変えて楽しむことができる。・専用ウェブサイトtheta360.comに作成した動画をアップして、通常の全天球イメージと同様に各種SNSで共有することが可能(theta360.comにアップできる動画は、データ容量5MBまで)。3.THETA初のライブビュー対応・スマートフォンやタブレットとのWi-Fi接続時に、ライブビュー表示が可能(静止画撮影時のみ)。各種設定の変更結果をライブビュー画面で確認しながら撮影することができる。表示方式は、全天球表示またはパノラマ表示の2種類から選択可能。4.高速通信・新型のWi-Fiモジュールを搭載し、転送速度を最大で約4倍(従来比)に高速化している。高画質化に伴い大容量となる画像や動画の転送を快適におこなうことができる。5.高級感と操作性に優れたボディデザイン・ボディには、高級感とグリップ性能を高めるブラックのラバー塗装を施している。また、現在の設定が一目でわかるモード表示用LEDや、本体側面に配置した静止画/動画切り替えボタンにより、スムーズな操作性を実現している。6.その他・8GBの大容量内蔵メモリを搭載。・HDMI(type-D)端子を装備。・「RICOH THETA S」本体の機能設定や操作を独自にアレンジして楽しめるオリジナルア プリの作成が可能なAPI(Application Programming Interface)も同時公開。■別売りアクセサリー〈〈ストラップ用アタッチメント〉〉 本体の底面にある三脚穴に取りつけ、市販のストラップを使用することができる。 カラー:シルバー、グレー、グリーン、ブルー、オレンジ 価格:オープン 発売日:発売中〈〈「Hard Case TH-1」〉〉 ・頑丈な透明ポリカーボネート製の防滴ケース ・水辺などでの撮影に適した、IPX7相当の防水性能を備えたハードタイプのケース。 ※水中での撮影は不可。撮影はスマートフォンからのリモート操作のみとなります。 ・三脚座を備えているので、さまざまなカメラアクセサリーに取り付けることが可能。 カラー:ブラック 価格:オープン 発売日:発売中〈〈「Soft Case TS-1」〉〉 ・機能性と保護性を兼ねそなえたスロットインタイプの収納ケース ・小型・軽量の「RICOH THETA」に似合う、持ち運びしやすいデザインのケース。 合皮仕様で、カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色が用意された。 ・専用オプション「ストラップ用アタッチメント」を装着したまま、 収納することが可能。 カラー:ホワイト、ブラック 価格:オープン 発売日:発売中■RICOH THETA Sの主な仕様 撮影距離 約10cm~∞(レンズ先端より) 撮影モード 静止画:オート、シャッター優先、ISO優先、マニュアル※1 動画:オート ライブストリーミング:オート 露出制御モード オート 露出補正 静止画:マニュアル補正(-2.0~+2.0EV 1/3EVステップ)※1 ISO感度(標準出力感度) 静止画:ISO100~1600、 動画:ISO100~1600、 ライブストリーミング:100~1600 ホワイトバランスモード 静止画:オート、屋外、日陰、曇天、白熱灯1、白熱灯2、 昼光色蛍光灯、昼白色蛍光灯、白色蛍光灯、電球色 蛍光灯※1 動画:オート、ライブストリーミング:オート シャッタースピード 静止画:(マニュアルモード以外)1/6400秒~1/8秒 (マニュアルモード)1/6400秒~60秒 動画:(L)1/8000秒~1/30秒、(M)1/8000秒~1/15秒 ライブストリーミング:1/8000秒~1/15秒(USB)、 1/8000秒~1/30秒(HDMI) 記録媒体内蔵メモリー 約8GB 記録可能枚数、時間※2 静止画:(L)約1600枚、(M)9000枚 動画(1回の記録時間):最大25分もしくは ファイルサイズの上限4GB※3 動画(合計記録時間):(L)約65分、(M)約175分※3 電源 リチウムイオンバッテリー(内蔵)※4 電池寿命 約2 60枚※5 画像ファイル形式 静止画:JPEG(Exif Ver2.3)DCF2.0準拠 動画:MP4(映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:AAC) ライブストリーミング:Motion JPEG 外部インターフェース microUSB:USB2.0、HDMI-Micro(Type-D) 外形・寸法 44mm(幅)×130mm(高さ)×22.9mm(17.9mm※6)(奥行き) 質量 約125g レンズ構成、F値 6群7枚、F2.0 撮像素子、サイズ 1/2.3(×2) 有効画素数 約12M(×2)、※出力画素 約14M 静止画解像度 L:5376×2688、M:2048×1024 動画解像度/フレームレート/ビットレート L:1920×1080/30fps/16Mbps(入力時) M:1280×720/15fps/6Mbps(入力時) ライブストリーミング解像度/フレームレート(USB) 1280×720/15fps ライブストリーミング解像度/フレームレート(HDMI) L:1920×1080/30fps M:1280×720/30fps S:720×480/30fps※ディスプレイに合わせて自動切換え 無線_通信プロトコル HTTP (Open Spherical Camera API※7対応)※1モード変更やマニュアル設定にはスマートフォンが必要です。※2枚数および時間はあくまでも目安です。撮影状況により異なります。※3内部温度上昇時は自動終了します。※4付属のUSBケーブルでパソコンに接続して、充電してください。※5撮影可能枚数は当社測定方法(無線ON状態にて30秒毎に1枚撮影しスマート フォンに転送)による目安であり、使用条件により変わります。※6 レンズ部を除く。※7 Google Developers Web Site https://developers.google.com/open-spherical-camera/ 参照・Wi-FiはWi-Fi Allianceの商標です。・Mac、iPhone,およびApp Storeは、Apple Inc.の商標です。・iOSの商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。・Facebookは、Facebook, Inc.の登録商標です。・Twitterは、Twitter, Inc.の登録商標です。・Tumblrは、Tumblr, Inc.の登録商標です。・Android、Google Play、Nexus、Google Maps、Google+、Google Photosは、Google Inc.の登録商標です。・HDMI、HDMI ロゴ、High-Definition Multimedia Interface は、米国およびその他の 国々におけるHDMIライセンシングの商標または登録商標です。