JR東日本では、旅するアートカフェ新幹線、新潟エリアを楽しむ新しい観光列車「GENBI SHINKANSEN 現美新幹線」をデビューさせる。 デザイン、食、アートなど「新しい東日本エリアを発見・体験」にこだわった新しい列車をプロデュースし「日常から解放される」旅行を提供することで、地域の活性化および観光流動の拡大に取り組んでおり、この度、世界最大規模のアートイベント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が開催される新潟エリアに新しいコンテンツとして、「移動する現代アートの美術館」を投入する。併せてカフェ空間やキッズスペースなども設置した「のってたのしい列車」とする。 特に「現代アート」については、「全席ミュージアム空間」とした車輌とし、いままでの列車の空間デザインの枠を超えた旅の時間をお届けする。併設するカフェのメニューについても「地元や地域の食材」を活用した内容を予定している。【新しい列車の仕様と運行について】○対象車輌 E3系(新幹線用車輌)の改造○車輌愛称「GENBI SHINKANSEN/現美新幹線」○座席 6輌編成/105名(予定)○運行開始時期 2016年春以降(予定)○運行線区 新潟エリア(越後湯沢~新潟間)を中心とした上越新幹線区間○運転日 臨時列車として、土休日を中心に年間120日程度の運行を予定【新しい列車外観デザインについて】 エクステリアデザインは、世界的な写真家の蜷川実花氏により、列車自体をキャンバスに見立て、外観に「長岡の花火」を描き出す大胆なデザインを行う予定。【新しい列車内スペースについて】 インテリアは、車輌ごとに各アーティストがこの場所のために制作したもので形作られる予定。▼イメージ 現在検討中のインテリアのイメージイラストであり、実際のものとは異なる。 画像提供:JR東日本○列車内空間・「旅する現代アート&カフェ空間」。アートが元気な新潟エリアで、新幹線×アーティストという異色のコラボレーションが、新しい旅の空間を提供する。・6輌すべてが、現代アートのアーティストのプロデュースによる空間になる。・うち中程の1輌を「カフェ」と「キッズスペース」空間とし、カフェでは魚沼産コシヒカリの米粉を生かしたケーキやマドレーヌなどを製造する菓子工場「十日町すこやかファクトリー」(十日町市)と、著名な菓子研究家が協力して製造したメニューを予定している。またキッズスペースについても、アーティストの監修による、こどもがアートに触れられる空間とする予定。・また片方の先頭の1輌は従来の座席配置を踏襲するものの、アーティストによるインテリアの素材やデザインの選定・監修を予定。従来車輌と異なった表情をもつ車輌の空間とする予定。○アート作品 絵画、立体、写真、映像、テキスタイルなどの現代アートを中心とした作品を予定している。●詳しくはこちらを参照(pdf形式)●JR東日本 ウェブサイト