JR九州では、2015(平成27)年2~3月にかけて筑肥線にバリアフリー・快適性・環境性能を追求した新型車輌305系通勤型直流電車を投入する。
コンセプトは「人にやさしく、環境にやさしいスマートトレイン」。
▲外観イメージ。エクステリアはホワイト。
画像提供:JR九州
■定員:851名/編成(座席291名、立席560名)
■新製輌数:6輌×6編成 計36輌
■投入時期:2015(平成27)年2月から3月にかけて順次投入予定
※本車輌は福岡市地下鉄空港線と相互直通運転をする。
○新型車輌の特長
【バリアフリー・ユニバーサルデザインを追及】
・各車に車椅子・ベビーカースペースを配置。
・視認性のよい大型の液晶式画面で停車駅や乗換え等を案内。
・緊急時に使用する非常通報装置を増設。
【快適な車内空間の提供】
・防音車輪、密閉式モーター等を採用することにより、車内の静音性を向上。
・1号車の床には木のフローリングを採用し、唐津への観光気分を湧き立てる仕様としている。
▲室内イメージ。インテリアは白を基調とした明るい空間となっている。
画像提供:JR九州
【環境性能の向上】
・高効率の駆動用モーター(永久磁石同期電動機)採用により消費電力量の削減。(試算:電力消費量約1/2 ※103系電車との対比)
・客室照明にLEDを採用。
【コスト低減とデザイン性の両立】
・既成の車体形状を活用することで、コスト低減を図りつつ、スタイリッシュで洗練されたデザインを実現。