JR北海道では、北海道新幹線の新函館(仮称)開業にむけて、JR東日本のE5系をベースとした北海道新幹線用車輌(H5系)を4編成(40両)製作する。
車輌のデザインは、「北海道への旅の序章として、その先の旅への想いを奏でる~Prologue of the North Experience~ 」をコンセプトとし、E5系をベースに内外装の一部を変更する。
▲画像提供:JR北海道
●車輌の概要
H5系は東北新幹線への直通運転を考慮し、10輌編成の車輌構成や各種設備、320km/h で走行する性能などの基本仕様は、JR東日本のE5系と同じとなる。
なお、北海道新幹線の営業最高速度は260km/h(在来線との共用走行区間は当面140km/h)。
●車輌デザイン
先頭形状を含む車体形状はE5系と同じとなる。東北新幹線と共通したイメージを持たせるため、基本の色構成はE5系をベースとするが、帯の色は、ライラックやルピナス、ラベンダーなどを想起させる紫色(彩香(さいか)パープル)とした。また、内装の一部にも北海道独自のデザインを取り入れ、旅への期待感や高揚感を演出した。
・上部色「常盤(ときわ)グリーン」
・下部色「飛雲(ひうん)ホワイト」
・車体中央の帯色「彩香(さいか)パープル」
▲客室イメージ(上からグランクラス、グリーン車、普通車)
画像提供:JR北海道
●車輌の落成時期
2014(平成26)年秋に第一編成が落成する予定。