静岡県袋井市は、軽便鉄道(静岡鉄道駿遠線)跡のウォーキングコースにおける「デジタルアーカイブを活用した健康増進の取り組み」を3月1日よりスタートさせた。
市内の静岡鉄道駿遠線跡に復元されている5箇所(諸井・芝・浅名・五十岡・新岡崎)の駅名標に二次元バーコード(QRコード)を設置、スマートフォンをかざすとそれぞれの駅の1967(昭和42)年当時の映像が見られるとともに、駿遠線の歴史解説を見ることができる。
同市では、この取り組みにより軽便鉄道を利用していた世代の住民が懐かしさを感じたり、より我がまちの地域資源に愛着を持つこと等を通じて、ウォーキングを行なうきっかけが増え、健康増進への効果が期待されるものとしている。また、市内外の鉄道愛好者からの魅力向上にも繋がり、観光面でも期待している。
なお、本取り組みは、総務省の委託事業「ICTを活用した街づくり実証プロジェクト」の一環として行なわれるもので、袋井市、(株)大和コンピューター、慶応義塾大学、神奈川工科大学のコンソーシアム(共同)事業。
画像:袋井市 報道機関発表資料より
袋井市ウォーキングコース 旧軽便鉄道探訪コース(PDF形式/袋井市 ウェブサイト内)