肥薩おれんじ鉄道は8月28日、保有車輌を改造し2013(平成25)年3月より運行を開始する予定の観光列車の愛称・イメージデザインを発表した。
列車愛称名は“おれんじ食堂”(英文表記:ORANGE RESTAURAUNT EXPRESS)、サブタイトルは“九州西海岸食楽列車”(同:Japan Kyusyu West Coast Line "Gourmet Train")で、車輌デザイン・設計は(株)ドーンデザイン研究所代表 水戸岡鋭治氏。
▲“観光列車“おれんじ食堂”の外観デザイン。上が山側で下が海側。
※ロゴマーク等は現段階のもの(全体的なデザインにより変動する)
※記載スケールはオリジナルデータのもの
▲海側指定席、ドリンクカウンター設置イメージ。
▲ブッフェ(キッチン)、ダイニングテーブル設置イメージ。
▲セパレートタイプ個室(指定席)+海側指定席設置イメージ。
Illustration by Eiji Mitooka + Don Design Associates
(C) Hisatsu Orange Railway Co.,Ltd.
“おれんじ食堂”は2輌編成(座席総数40席~42席程度予定)で、「九州西海岸を眺めながら、ゆったり、のんびり、スローライフが楽しめる旅。」をコンセプトとしており、様々な提携先とアイディア・コラボした「逸品メニュー」を車内で提供する。
車内デザインはホテルのロビーやカフェレストランをイメージ。車内設備としてブッフェ(キッチン)、ダイニングテーブル、ドリンクカウンター、冷蔵庫、ワイン&ジュースセラー、IHヒーター類、コーヒーメーカーなどが設置される予定。またセパレートタイプの個室や海側に腰掛が設けられるほか、ユニバーサルデザインにも配慮している。
改造施工は今年11月~来年2月(施工管理:大阪車輌工業株式会社)、一般お披露目を来年3月に予定。定期運行開始は来年3月、運行日数は年間200日~230日程度、運行本数は八代―川内間で1日あたり3便(JR新八代駅乗り入れも検討中)の運行計画。
なお運行ダイヤや運賃・料金、販売箇所、予約開始時期、運行開始日等は今年10月に発表予定となっている。
画像・資料提供:肥薩おれんじ鉄道