JR東海は25日、今年8月には最初の編成が完成するN700A(N700系1000番代)の車輌シンボルマーク、インテリアデザインを発表した。
シンボルマークは、N700系からの進化を意味する「Advanced」の頭文字「A」を東海道新幹線のシンボルである青帯に力強く一体化させ、N700Aの先進性を表現したもので、奇数号車に2箇所(両側)ずつ配置する(1編成あたり16箇所)。
▼N700Aのシンボルマーク。
イラスト:JR東海 プレスリリースより(以下画像2点とも)
インテリアデザインはグリーン車、普通車とも、好評のN700系のインテリアを継承しながら、座席モケットのデザインを変更し、グリーン車ではより落着きを持たせた車内に、普通車では明るく開放感のある車内とする。
グリーン車の腰掛は従来の茶色をベースにした生地を霞(かすみ)模様に織ることで、より落ち着きのある上質な車内を演出。普通車の腰掛は従来の青色をベースにした生地を流れ模様に織ることで、明るく開放感のある車内を演出する。
シートのクッション素材には、日本の新幹線として初めて100%リサイクル可能なポリエステルを採用するとともに、トイレ、洗面室の照明にはLEDを採用。また、調光機能を持たせるなどして、車内の照明電力をN700系に比べ約20%削減する。
なおJR東海ではN700Aの完成後、2013(平成25)年2月の営業運転開始に向けた試験走行等の準備を進める。
▲(左)落ち着きをもたせたN700Aのグリーン車客室内。(右)明るく開放感のある普通車客室内。