近畿日本鉄道は、2013(平成25)年の伊勢神宮式年遷宮に向け、リゾート特急23000系“伊勢志摩ライナー”を、1994(平成6)年の導入以来18年ぶりにリニューアルし、8月4日(土)から運行する。
▲(左)伊勢志摩ライナー(赤色)の外観イメージ。(右)伊勢志摩ライナー(黄色)の外観イメージ。
イラスト:近畿日本鉄道 ニュースリリースより(以下4点とも)
▲“伊勢志摩ライナー”の新ロゴマーク。
リニューアルでは、外観は「赤色」と「黄色」の2種類のカラーリングとし、伊勢志摩の太陽と日差しを表現。
客室内は全ての車輌の内装を木目調に変更し、3列シート配置のデラックスカーでは、シート生地にベージュの織物を採用するほか、壁面に伊勢志摩産の真珠を用いた装飾品を配するなど、より上質で安らげる空間を演出する。
サロンカーでは、ハイバックシートに明るいピンクのシート生地を、座席間のテーブルに天然木を採用し、グループでの旅行をより一層楽しめる空間とする。
また、レギュラーカーにおいてもシート生地を「伊勢志摩の海のさざ波」を表現した4種類の青色とし、リゾート感を一層高める。
なお、デラックスカー、レギュラーカーのカーテンおよびサロンカー、レギュラーカーの座席表布には「トリプルフレッシュ(R)」加工(消臭加工)を施す。
車内設備では、シートにコンセント(デラックスカー:各席1個、サロンカー:1ボックス2個、レギュラーカー:2席に1個)、全トイレに温水洗浄便座を設置し、2号車に車椅子対応の多目的トイレを新設するほか、6輌全席を禁煙として3号車に喫煙室を設置する。また、リニューアル後も、土休日の一部列車において車内販売サービスを引き続き提供する。
23000系“伊勢志摩ライナー”リニューアル車は、8月4日(土)に第1編成(赤色)がデビューし、第2編成(黄色)は今年9月頃、第3編成(黄色)は今年12月頃、第4編成(黄色)は来年2月頃、第5編成(赤色)は来年6月頃、第6編成(赤色)は来年7月頃にそれぞれ運行を開始する予定。
▲(左)デラックスカーの客室内イメージ。(右)サロンカーの客室内イメージ。
▲レギュラーカーの客室内イメージ。
※トリプルフレッシュ(R)は、住江織物株式会社の商標です