大井川鐵道では、来る10月1日より本線(金谷―千頭間)、井川線(千頭―井川間)、寸又峡線乗合バス(千頭駅前―寸又峡温泉間)でダイヤ改正を実施する。
主な概要は次の通り。
①SL列車は新金谷始発、新金谷終着に。下泉、駿河徳山は通過
SL列車の始発、終着を新金谷駅に変更する。現在の乗降客動向を見ると、金谷駅でのSL列車乗降客は新金谷駅と比べると極端に低いため。なお、金谷―新金谷間はSL列車にあわせて接続電車を運転する。このため、金谷―新金谷間でSL列車が見られるのは9月30日までとなる。
また、下泉、駿河徳山の両駅は、SL列車の乗降客があまり見込めないことから通過とする。
②金谷―千頭間の普通電車の運転本数を減少
沿線の少子高齢化などに伴い、普通電車の利用者が減っている(平成21年度:487千人、平成22年度:421千人)ことから普通電車の運転形態を見直し、金谷―千頭間16往復から14往復へ運転本数を減少する。
③井川線 観光シーズンにシフトしたダイヤに変更
井川線は新緑、紅葉、渓谷美がたいへん美しく、特に紅葉の時期は賑わうことから、観光シーズンは運行列車の増便を行なうことにより輸送力を増強する。