185系

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近鉄26000系“さくらライナー” リニューアル

2011.02.15

 近鉄では、南大阪線・吉野線の26000系“さくらライナー”を、1990(平成2)年の導入以来21年ぶりにリニューアルを行ない、4月2日(土)から運行する。



▼“さくらライナー”のリニューアル後の外観イメージ。



P:近畿日本鉄道 ニュースリリースより(下画像2点とも)



 外観は、車輌の形状を生かしながら、「さくら色」を基調としたカラーリングとし、“さくらライナー”のイメージを一新する。

 また、南大阪線・吉野線では初となる特別車輌(デラックスカー)を1編成に1輌導入する。この特別車輌は荷物棚や仕切扉に吉野産の木材や和紙を採用し、上質感ある空間を追及している。

 一般車輌においても「さくらの花びら」をイメージした背もたれや、木目調を基調とした壁や床を導入して、吉野をモチーフとした空間を演出する。

車内設備では、全トイレに温水洗浄便座を採用し、車椅子対応の多目的トイレを新設するほか、運転台後部に展望スペースが設置される。



▼(左)特別車輌の客室内イメージ。(右)一般車輌の客室内イメージ。

 



 リニューアルの概要は次の通り。



■導入時期

 2011(平成23)年4月2日(土)

 ※4月2日に1編成を導入し、残り1編成は本年秋を目途にリニューアルを実施する予定



■運用路線

 南大阪線・吉野線



■対象車輌数

 4輌×2編成(既存の“さくらライナー”をすべてリニューアル)



■工事費

 約4億円(1編成あたり約2億円)



■車輌の特徴

①特別車輌(デラックスカー)

 ※1編成に1輌設置

 ※特別車輌(デラックスカー)を利用の場合は、特急料金のほかに特別車両料金(1~80キロ

  200円)が必要



 ・荷物棚:棚下部に吉野産「ヒノキ」を使用

  照明カバー内部に吉野産「漉きすき和紙」を使用

 ・仕切扉:合わせガラス内部に吉野産「スギ」を使用

 ・座席幅:490mm(3列シート)※一般車輌435mm



②一般車輌 ・「さくらの花びら」をイメージした背もたれ

 ・木目調の床・壁



■主な設備

 ・温水洗浄便座(全トイレ)

 ・車椅子対応の多目的トイレ

 ・運転室後部の展望スペース

 ・喫煙室の設置(全席禁煙)



■外観

 既存のもえぎ色からさくら色に新調



■運用本数

 平日:5本

 土休日:8本


近畿日本鉄道 企業情報サイト


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