近畿日本鉄道では、南大阪線・吉野線に1996(平成8)年の「16400系ACE」導入以来14年ぶりとなる、新型特急車輌「16600系Ace(エース)」を6月19日より導入する。
▼16600系Ace(エース)の外観。
P:近畿日本鉄道 ニュースリリースより(下2枚とも)
この特急車輌は、昨年4月に標準軌線の大阪線や奈良線等に導入した22600系Aceと
共通設計の車輌で、車内の快適性にこだわり、座席間隔や背もたれ高を拡大したプライベート感のあるシート、落ち着きと高級感を意識したインテリアデザイン、温水洗浄便座の導入やコンセントの設置、分煙強化など高水準の快適空間を実現している。
外観は、伝統的な近鉄特急のイメージカラーを踏襲、丸みを帯びた凹凸のない形状で、滑らかさとスピード感を強調している。
同社では、初めに2輌編成×2編成の4輌を導入し、逐次旧型特急車輌との入れ替えを進めていく予定。
▲落着きと高級感を意識したデザインとされた客室内(左)。曲面で構成された喫煙室外観(右)。