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JR東日本 「蓄電池駆動電車システム」の走行試験へ

2009.10.06

 JR東日本ではキハE200系ディーゼルハイブリッド車輌を開発し、2007年から小海線で営業運転を行なっているが、新たな非電化区間の環境負荷の低減方策として「蓄電池駆動電車システム」の開発を進めている。

 このシステムを搭載した試験車輌“NE Train スマート電池くん”がこのほど完成したことから、今月より試験走行を開始する。



▼試験車輌“NE Train スマート電池くん”の外観。パンタグラフを搭載し、蓄電池ユニット搭載部の側窓を通風口に変更している。



P:JR東日本 プレスリリースより



 「蓄電池駆動電車システム」は、電車に大容量の蓄電池を搭載して非電化区間の走行を可能とするもので、環境負荷の低減(CO2排出や騒音の低減)や車輌運用の効率向上(電化区間・非電化区間の共通運用化)、車輌メンテナンスの効率化(エンジン・変速機など手のかかる機械部品の削減)の実現を目指すのが狙い。



 試験車輌“NE Train スマート電池くん”は、燃料電池ハイブリッド車の“NE Train”を改造して制御システム機器と大容量蓄電池を搭載している。

 屋根上には、停車中の大電流通電に対応した試作形のシングルアーム式パンタグラフを新設したほか、車体側面の窓を通風口に変更。この通風口部分の室内にはリチウムイオン蓄電池9 ユニットを搭載する(600V、163kWh)。

 床下には架線の直流1500Vと蓄電池用600Vを双方向に変換できる電力変換装置と、VVVFインバータ方式(入力電圧600V)のモーター制御システムを搭載するほか、主電動機は誘導電動機95kW×2台が1台車のみに搭載する。

 なお最高速度は100km/hで、航続距離は約50km(平坦な線区で、駅停車時の電力消費を含まない場合)。



 試験走行は大宮総合車両センター内の構内試験線で開始するとともに、2010(平成22)年1月頃からは本線での試験走行を予定しており、試験では最適な蓄電池容量の見極めや、充電に要する時間などを検証する。

 また、非電化区間の地上側に設ける充電設備の開発を進めるほか、2010(平成22)年度以降には、車輌と地上側に設ける充電設備を組み合わせた「蓄電池駆動電車システム」の総合試験を実施する予定となっている。


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JR東日本 ウェブサイト


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