185系

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キヤノン EOS 7Dを発表

2009.09.01

 キヤノンは1日、ハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラ“キヤノン EOS 7D”を発表した。発売は10月上旬予定。

 この“EOS 7D”は、“5D MarkII”と“50D”との間に位置する機種で、本格志向エントリーから写真愛好家をユーザーターゲットとしている。また、“IMAGE MONSTER”の愛称を持ち、プロ機にも匹敵する機能や性能を有している。



 

▲(左)EOS 7D(EF-S 15:85mm F3.5-5.6 IS USM装着時)。(右)EOS 7Dの背面。流れるような曲面でボディを構成する流体デザインを採用している。



 撮像素子は約1800万画素のAPS-CサイズのCMOSセンサー、映像エンジンはDIGIC 4を2個搭載したデュアル DIGIC 4を搭載。最高約8コマ/秒の高速連写を実現し、連続撮影可能枚数はJPEG(ラージ/ファイン)で約94枚(UDMA対応CFカードでは126枚)を可能としている。また常用ISO感度も100~6400(拡張で12800)と幅広い感度設定を実現している。

 ファインダー視野率は約100%。AF測距点は19点で、被写体の縦線と横線を検出可能なクロス測距を19点すべてに配置したオールクロス19点AFを搭載している。

 また測光システムには新開発の「iFCL測光」を搭載している。これは露出の決定にAF情報と色情報を加味することで、より精度の安定した露出を実現するシステムである。

 動画機能は、フルHD動画撮影が可能な「EOSムービー」を搭載している。記録サイズとフレームレートは、フルHDが1920×1080の30p、25p、24p、HDが1280×720の60p、50p、SDが640×480の60p、50pの計7種類。内蔵モノラルマイクを搭載するほか、外部ステレオマイク端子も装備している。

 もちろん、ライブビュー撮影機能もあり、「ライブビュー撮影/動画撮影スイッチ」を装備することで、静止画から動画への切り換えを迅速に行なうことができる。

 さらにEOS初の「デュアルアクシス電子水準器」を搭載している。ライブビュー撮影中はもちろん、光学ファインダー上にも表示可能で、構図を確認しながらカメラの傾きを補正することができる。

 ボディ単体のほか、EF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMレンズ付きの「キヤノン EOS 7D EF-S 15-85 IS U レンズキット」、EF-S 18-200mm F3.5-5.6 ISレンズ付きの「キヤノン EOS 7D EF-S 15-200 IS レンズキット」が用意される。価格はオープン価格で、想定価格はボディが税込19万円前後、「キヤノン EOS 7D EF-S 15-85 IS U レンズキット」が税込27万円前後、「キヤノン EOS 7D EF-S 15-200 IS レンズキット」が税込26万円前後。


キヤノン EOS 7D ページ


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