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音楽館が8090系電車シミュレータを開発

2009.02.25

 株式会社音楽館では、東京急行電鉄の電車とバスの博物館向けに「8090系電車シミュレータ」を開発・納品した。



 このシミュレータは、当時、高津駅にて開館した電車とバスの博物館における目玉コーナーとして製作されたものだが、同シミュレータの老朽化に伴なう改修を行ない、映像のハイビジョン化と音響機器の増設、最新の信号システムであるCS-ATCを新たに模擬した。なお、8090系の車体本体における大規模な改造(運転台取替えなど)は行なっていない。 運転画面はハイビジョン実写映像とし、16:9ワイド画面による142インチの大画面スクリーンを採用し、臨場感を増している。さらに音響も従来の2台から5台にスピーカを増設、可能な限り実際の位置から発生するように工夫している。

 運転区間は東急電鉄の協力の下、田園都市線中央林間→二子玉川22.1kmを収録している。

 このリニューアルしたシミュレータは、2009(平成21)年2月24日より稼働している。



■仕様概要

○ハード構成

 8090系電車運転台、計算/制御装置、142インチスクリーン(16:9)、プロジェクタ×4台、スピーカ×5台、運転状況表示モニタ、ATC速度計モニタ、ラッピーちゃんモニタ、電源/入出力装置



○モード

 通常の運営に使用する「通常運転」とイベント等で使用する「イベント運転」の2種類



○主な模擬演算

 牽引力、制動力(空気ブレーキ、回生ブレーキ)、走行抵抗、ATC、誤通過防止制御、駅停車制御



○主な音声模擬

 主電動機音、ブレーキ排気音、補助電源音、警笛音(電笛、電空笛)、レール摩擦音、レール継ぎ目音、転轍機通過音、鉄橋通過音、対向車擦れ違い音、遮蔽物音、車内放送、その他の発生音



○主な取扱機器

 運転士:ワンハンドルマスコン、警笛ペダル

 係員操作用:電鈴ブザ、デットマン装置無効化スイッチ



○主な可動機器

 速度計、圧力計、電流計、電圧計、運転士知らせ灯、回生表示灯、EB表示灯、BC表示灯、走行表示灯



○運転区間

 東急田園都市線 中央林間→二子玉川 22.1km



○開発

 展示造作工事:株式会社タイワ

 シミュレータ製作工事:株式会社音楽館


音楽館 ウェブサイト


電車とバスの博物館 ページ(東急電鉄 ウェブサイト内)


東急電鉄 ウェブサイト


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