近江鉄道と東武鉄道では、東武鉄道の第1号電気機関車であり、現在、近江鉄道が所有・保存している電気機関車ED4001号を、2009(平成21)年7月にリニューアルオープンする東武博物館に保存・展示する。
▲東武鉄道で活躍していた当時のED4001号。P:東武鉄道ニュースリリースより(下写真とも)
▼現在、近江鉄道で保存されているED4001号。
電気機関車ED4001号は、1930(昭和5)年に東武鉄道の第1号電気機関車として登場し、1972(昭和47)年まで貨物輸送に活躍。1973(昭和48)年から近江鉄道に活躍の場を移し、貨物輸送に活躍していたが1986(昭和61)年に引退、その後は昭和初期に登場した貴重な電気機関車として近江鉄道彦根駅構内にて保存されていた。
東武博物館は、2008(平成20)年12月29日(月)からリニューアル工事のため休館しており、2009(平成21)年7月のリニューアルオープンでは、同機関車の展示により、既に展示している東武鉄道最初の蒸気機関車2輌(5号、6号)および東武鉄道最初の電車(デハ1形5号)とともに、東武鉄道最初の蒸気機関車・電車・電気機関車が一堂に揃うことになる。
また同機関車のほか、東武鉄道で戦後初めて新造した元特急電車5700系モハ5701号も新たに展示する。
なお、東武博物館への車輌の移送は、大型トレーラーにて行なう。