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HOT7000系リニューアル車 2008年度グッドデザイン賞受賞

2008.10.08

 智頭急行のHOT7000系リニューアル車が、財団法人日本産業デザイン振興会主催の「2008年度グッドデザイン賞(身体の移動 領域部門)」を受賞した(受賞対象名称は「特急列車リニューアル スーパーはくと HOT7000系」)。同社における同賞の受賞は今回が初めてのこと。

 なお、今回の「グッドデザイン賞表彰式・大賞選出」は11月6日(木)14:00(予定)から東京ミッドタウン・ホール(東京都港区六本木)で行なわれる予定。



 HOT7000系リニューアル車は、鳥取の自然と文化を取り入れ、人にやさしい「なごみの空間」を創造することをコンセプトとしており、グリーン車は座席モケット(布地)の張替え、床シートの張替え、ロールカーテンの採用、通路扉の交換、天井部分、窓枠部分の交換などを行ない、普通車指定席車輌の客室内は木製ボードを使用した座席の採用、ソフトボトルホルダー、フックの採用、ロールカーテンの採用、点字シールの採用、床シートの張替え、通路扉の交換、天井部分、窓枠部分の交換などを行なっている。このほか洗面所や喫煙ルームなどのリニューアルを行ない、地元の様々な観光地や地場産業の民工芸

品を積極的に採用して、より満足できる空間を演出している。





▲HOT7000系リニューアル車のグリーン車室内。和みを感じさせる連山柄のシートとなり、床シートに波模様を、カーテンはロールカーテンを採用。また扉には因州和紙を使用。
P:智頭急行ニュースリリースより(下写真とも)

▼こちらは普通車指定席車内。床シートに鳥取砂丘の風紋柄を採用し、枕カバーには沿線の観光地をデザイン。グリーン車と同様に扉には因州和紙を使用している。





 なお審査委員のコメントは次のとおり。



「地方鉄道の「もてなし」のコンセプトを、地域の工芸産業の技術などによって見事に表現し、地域からのものづくりのメッセージを、都市圏から来る乗客に伝える新しい考え方や、地域と都市を繋ぐインテリアのデザインは素晴らしい。

 地球環境をテーマとした地域の素材選定も、車輌インテリアデザインの新しい方向を完成度高くまとめ上げることに成功している」


詳しくはこちら(PDF形式)


智頭急行 ウェブサイト


Good Design Award ウェブサイト


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