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▲夕暮れの商店街の向こうをゴトゴトと、ポールを掲げた単車が行く。そんな光景が再現された愛媛県立歴史文化博物館の館内。 P:宮武浩二
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▲復元された伊予鉄12号の全景。カットモデルのような部分的なものではなく、車体全長、ポールから台車まで全体が再現されている。 P:宮武浩二
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▲白熱電球による照明が美しい車内(左)とシーメンスの銘が輝く制御器(右)。 P:宮武浩二
まず、実物の伊予鉄道12号について簡単に説明しますと、伊予鉄道が1923(大正12)年に自社工場で製造した7~16号のうちの1輌で、台車はブリル、電機品はシーメンス製です。松山市内線にボギー車が入ったのは遅く1951(昭和26)年になってからで、それが現在も活躍している50形です。その増備とともに単車は順次引退していき、12号も1962(昭和37)年に廃車となりました。
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▲二段屋根の窓にはイの字が四つの伊予鉄の社章が。 P:宮武浩二
さて、この愛媛県立歴史文化博物館ですが、松山市内ではなく、宇和島市の北隣に位置する西予市宇和町卯之町にあります。最寄り駅の予讃線卯之町駅は松山から特急でも約1時間かかる場所ですから、ちょっと松山観光のついでに…というわけにはいきませんが、路面電車ファンには一見の価値があるものと思いますので、四国周遊の際に訪れてみてはいかがでしょうか。
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▲見えにくい足回りもこの通り、ブリル21Eである。軸箱のBrill社の社紋も見事。 P:宮武浩二
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