← →DT14(クモヤ90801)軸距:2600mm 車輪径:910mm軸箱支持:軸箱守(ウイングばね) 枕ばね:板ばね 戦後、国鉄と車輌・台車メーカーの技術者により行われた「高速台車振動研究会」の成果として扶桑金属(現・住友金属)が世に送り出したもので、扶桑でのメーカー形式は現在まで続くFS形式のトップナンバー、FS-1を名乗る。当初の国鉄形式はTR37で、それまでのTR35(DT13)に代えて、1948(昭和23)年度製のモハ63形の一部が履いた。新型台車ながら軸距はTR35よりも100mm長い2600mmという堂々たるもの。台車枠は鋳鋼製のボルト組み立て。同型の台車は後にFS-1として南海電気鉄道でも採用されている。 写真はモハ72312(元モハ63814)改造のクモヤ90801のDT14。1997.8.23 大井工場 P:RM参考文献:「住友金属の台車2」鈴木光雄(『鉄道ピクトリアル』№443所収/1985年 電気車研究会)LINK これまでに収録した国電関連の台車