185系

資料館

DT11 / 日本国有鉄道クモハ11248

2006.04.12
 
104:DT11
 昭和3年度に増備された鉄道省モハ30形電車から採用された釣合梁式の台車で、旧称はTR22。それまでの電車用台車であるTR14(後のDT10)の台車枠構造を改良したもので、続いて登場したモハ31、32形にも採用されたが、1932(昭和7)年に誕生したモハ40系からは軸ばね式のTR25(後のDT12)に移行、国電用の動台車としてはDT11(TR22)が最後の釣合梁式となった。1996年まで鶴見線で活躍したクモハ12050番代(もとモハ31形の両運化改造車)が履いているのもこの形式である。
 写真は1980(昭和55)年まで南武支線で活躍したクモハ11248(もとモハ31076/1931年製)のもの。
軸距:2450mm 車輪径:910mm
軸箱支持:軸箱守(釣合梁) 枕ばね:板ばね

写真:2006.3.28 鎌倉総合車両センター RM(中)
クモハ11248
参考文献:
『旧型国電車輌台帳』 沢柳健一・高砂雍郎
(1997年 ジェー・アール・アール)
ガイドブック 最盛期の国鉄車輌1 戦前型旧性能電車』浅原信彦
(2004年 ネコ・パブリッシング)
2006.4.12作成
これまでに紹介して国鉄型電車用台車のリンク

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