← → 次は長野電鉄へ。鉄道・道路併用橋として有名な村山橋は架け替え工事の真っ最中ですが、新しい橋も併用橋になるとのこと。完成する頃には元小田急のHiSE車も入線しているはずですから、新たな長電を象徴する光景が生まれるかも知れません。 さて、かなり覗き込み気味なアングルですが、須坂で見かけたOS10系の台車、日本車輌製のNA-36です。1980(昭和55)年製ながら下揺れ枕を吊っています。『日車の車輌史』によれば、このプレス鋼鈑溶接組み立ての台車枠は国鉄キハ40系のDT44と同じプレス型を使用しているとのこと。しかし、揺れ枕吊り、そしてコイルばねとの組み合わせによってDT44とは全く違った独特の雰囲気になっています。 ちなみに、1966(昭和41)年登場のOS0系のNA-18は揺れ枕吊りを省略したインダイレクトマウントでした。14年後に登場した2代目で旧来の方式に戻ったことにはどのような理由があったのでしょうか。(つづく)残念ながら2003年に引退したOS10系だが、今だ須坂駅構内に留置されており、現役時代とほとんど変わらない姿を保っている。 写真:2005.11.20 須坂 高橋一嘉参考文献:『日車の車輌史 写真・図面集-台車編』日本車両鉄道同好部・鉄道史資料保存会(2000年 鉄道史資料保存会)2005.12.6作成これまでに紹介した長野電鉄関連の台車へのリンク