’82年から登場。常磐(緩行)線と営団(現・東京)地下鉄千代田線との相互直運転用として活躍。それ以前に使用の103系1000代が抵抗制御車故の地下線内排熱問題等と、非冷房車両故の地上区間でのサービス向上を兼ね、当時、新形式として製造の201系のシステムを、サイリスタチョッパ方式に、車体を301系以来のオールアルミ車体に改良して登場。’82年に第一編成が登場し、各種試験に供された後、’84年2月以降、103系1000代車両の他線区転用計画の捻出用に第2~8編成が登場。この時は201系と類似の足回り(DT46A=踏面片押し式、TR234=踏面両抱き式ブレーキ)、主電動機をMT60(150kw)ながら歯車比を地下線内急勾配対策で高く(1:6.07)に。性能はサイリスタチョッパ(CH1A)、回生制動併用電磁直通式。運転仕様は営団との協定上、縦動式のMC54B、ME41Aを採用していた。’85年以降も増備の際、当時登場の205系に準じた足回り(DT50、TR235=ボルスタレス式)が改良され、番代も-100番代となった(9編成)。常磐緩行線用として、取手~綾瀬~代々木上原間で活躍。’11年9月末で運用離脱した。 ’88.5.2 常磐線 亀有 P:梶村昭仁