103系電車の制御付随車。新製は’66年7月で今はなき帝国車両製。新製後配置は池袋区で山手線で活躍後、同線のATC化による対応先頭車両への捻出で’78年2月に松戸区へ。この当時の常磐線車輌の外観上の特徴として列車無線アンテナが屋根中央寄にも搭載。またこの車輌、偶数向Tc’-636と共に’84年以降中間に103系1000番代のユニットを組込んだ編成として話題に。1000代は0代と制御器段数や制御回路が一部異なっていたため、この0代先頭車を対応用として小改造。このため区別として写真の様に、車号下に白線一本が引かれて居た(その後消去)。後、予備車となっていた所で’88年12月の東中野事故で急遽、三鷹区に103系代替編成の先頭車として転出。更に習志野区へ再転出。代替編成終了後は再び予備車となり、’91年9月廃車。最後まで非冷房車であった。 ’85.7.20 常磐線 上野 P:梶村昭仁