185系

資料館

国鉄クモハ20 0番代

2008.09.11
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国電と言うより、もと阪和電鉄のモタ300形である。昭和4年の部分開業、翌年の天王寺・東和歌山(現和歌山)間の全線開業に際し、200馬力の大出力モーターを装備して登場した。写真の元モタ300はロングシートの3扉車であるが、2扉セミクロスシートのモヨ100形ともども並行する南海本線に対抗して最高速度120km/hの超特急が45分で走破し、当時の日本の鉄道で最高速度記録で合ったことは広く知られている。旧阪和形は昭和42年限りで一部のクハ25を除き廃車となった。しかし旧モヨ100形のうちの2輌は松尾鉱山鉄道に払い下げられ、同鉄道の廃止後は弘南電鉄に転属し、様々な変遷を経て、昭和の時代を生き抜いた。 ’66.12 阪和羽衣線 鳳─東羽衣 P:永野晴樹

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