吹田操車場の重量貨物のハンプ押し上げなどの入替え用にはデフレクターをはずしたD51が用いられて、ファンの話題となっていた。しかも城東貨物線に用いられてきたD52の減少により、D52の運用にしばしばデフなしのD51が登場、中でもD51 91は特に出没する機会が多く、その奇怪な姿はD52以上に注目したものである。他にデフなしになったD51には25、51、73、77、115、133、585などがいた。D51 91は1938(昭和13)年、汽車製造大阪工場で製造、上諏訪、甲府、大宮、田端、尾久、八王子と関東一円で活躍したのち1965(昭和40)年に吹田に配置された。デフを撤去されて活躍したが、後に再びデフが装備されている。 ’66.12 城東貨物線蛇草信号場─竜華操車場 P:永野晴樹