’71年に7000系パノラマカーの側面と車内設備に’66年登場のHL車3780系の前面を組合せたスタイル。当時の営業施策により本線から支線区間に直通する特急運用を目的に登場。車体は新造したものの足回りは旧名岐800形や戦後の運輸省規格型3800形等のAL車から流用した吊掛駆動であった。ただし新造時から冷房を搭載し、初期の高性能車よりもサービス性は高かった。後年空気バネ台車へ換装する等近代化されるも旧性能車故、’97年までに全廃、中間2輌を除いて豊橋鉄道へ譲渡され消滅した。 ’89.3.17 西尾線 北安城~南安城 P:梶村昭仁