1949(昭和24)年にD52 380のボイラーを使用して汽車会社で誕生した。竣工後、尾久機関区に配置され東北・常磐線で使用されたが、電化の延伸で平機関区に転属となり、平~仙台間の優等列車を中心に活躍した。蒸機牽引特急「ゆうづる」の仕業にも就いたりして最後の花道を飾った。’67年の常磐線電化後は廃車をまぬがれて、状態の良かった4輌の仲間たちと糸崎機関区に転属した。そこで呉線の急行「安芸」をはじめとする旅客列車を牽いて急客機の面目を保ったものの、’69年の同線電化後は新たな転属もなく、廃車解体されてしまった。 ’69.3.27 糸崎機関区 P:青柳 明