赤鳥居が見えるお立ち台から朝の上り列車を順光で撮る
2010.8.21
中司朔良(兵庫県)
【ガイド】海老津〜教育大前間には、城山越えのサミットもあり、山深い雰囲気で撮影できるスポットが点在しているが、ここは背景に赤鳥居が入ることで知られた上り列車向きのポイント。近年、特に夏場は線路南側の樹々の成長で、貨物列車のような長大編成だと、編成後部まで見渡せなくなり、中望遠での撮影は苦しくなった。しかし、ワイド系レンズで狙えば、編成後端が樹木に隠れてしまうのも、あまり気にならなくなる。むしろ貨物列車以外に頻繁に行き交う電車向きとも言える。上り列車に対し9時頃までが順光。作例は、当地を8時少し前に通過する8152列車で、1時間後の2088列車の光線も良い。このポイントより教育大前側は、農耕地として整備されているので、立ち入りは控えなければならない。
【レンズ】35㎜
【アクセス】海老津駅下車。北側の駅前広場から、出来るだけ線路から離れないよう西進すると、600m程で、線路南側へアンダークロスする道に出る。線路下を越え、すぐに右折。線路南伝いにさらに進むと、道路が一度線路に接近し、再度線路から離れようとする辺りにこの空地がある。駅から徒歩約25分。国道3号「城山トンネル」の南側に、旧道へ分岐する道があるので、これを海老津方へ進む。線路をアンダークロスして県道287号に出、さらに海老津へ若干進んだところ。
【国土地理院1/25,000地形図】筑前東郷
【注意】撮影に際して、鉄道用地・私有地などに無断で立ち入ること、近隣の住民に迷惑をかける行為、危険な行為、違法駐車、ゴミの投げ捨ては絶対に行わないでください。マナーを守って鉄道趣味を育てていきましょう。