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たったの1日1往復しか走らないディープな貨物線!富山県にある高岡貨物駅でわずかに走る貨物列車を狙う!

2026.09.25NEW

取材日:‘26.8.24(特記以外)
text & photo:福島 鷺栖

 JR氷見線といえば、立山連峰を背景に海沿いの風光明媚な雨晴海岸を行く光景が真っ先に浮かぶ方も多いことでしょう。そんな氷見線は実は途中までは工業地帯を走っており、現在も貨物線が分岐している他、かつては複数の貨物駅を有していました。今回はそんな中でも今なお現役で残る貨物駅、「高岡貨物駅」に行きたいと思います。

草生した線路の中に一編成の貨物が佇む。

■広大な構内に一編成

 高岡貨物駅は氷見線の能町駅から分岐する新湊線の終着点に位置しています。かつては高岡貨物から先も引き込み線があったそうですが、現在では廃止されています。なお、高岡貨物に来る列車は現在では夕方の一往復のみとなっています。
 ちなみに、現在の富山県内の非電化区間を走る貨物はDD200が牽引を担当しており、この日は愛知機関区所属のDD200-20がその任に就いていました。

DD200がアイドリング音を響かせながら西陽に照らされている。

 貨物駅は一面のコンテナホームのみで機回し線と現在は使用されていない留置線が数本あるのみですが、駅構内は広々とした印象です。かつては周辺の中越パルプの工場への引き込み線の起点にもなっていましたが、こちらも現在廃止されています。そのため貨物駅構内での動きといえば出発前に行う機回し程度となっています。

かつては、この奥にも引き込み線が広がっていた

一台のリフトで積み下ろし作業を行う。

 機回し作業はコンテナの積み替え作業が終わった後に行われます。そのため、列車が到着してから1時間以上たった19時半ごろに行われました。貨物駅構内の端に設けられた踏切まで進入するため、草生した線路を行くセミセンターキャブの機関車の姿を撮影することができます。なお、時間が遅く暗いため、撮影するなら日の長い夏場がおすすめです。

19時半ごろ、積み替え作業が終わったのち、DD200が動き出す。

貨物駅構内の端に設けられた踏切まで進入する。

転線が終わった後、開いた踏切から撮影。夕暮れ時の機関車がノスタルジックな雰囲気を醸し出す。

■高岡駅での入換作業

 高岡貨物の発便は20時過ぎに出発。高岡駅6番線へ氷見線から入線します。しかし、入線時は配線の関係上、金沢方に機関車が付いている状態となっているため、ここでも機回しを行います。
 到着してしばらくすると切り離しを行い、入換灯を点灯させながら通常はあいの風とやま鉄道の列車が入線する5番線を用いて機回しを行い、富山方に機関車を付け替えます。列車はその後、富山貨物駅まで走ります。

高岡貨物からの列車が高岡駅6番線に入線。

氷見線ホームである7番線ではなく5番線を使用して機回しを行う。

作業員が誘導しながら連結作業を行う。

■一緒に行っておきたい駅「越ノ潟駅」

 高岡貨物へは高岡駅から出ている路面電車である万葉線が便利ですが、その終着駅である「越ノ潟駅」も非常にディープな駅としておすすめです。新湊大橋のたもとにある駅で、ここから対岸へ無料の渡し船で行くこともできるため、さまざまな乗り物を楽しみたいレイルファンには非常におすすめのスポットとなっています。ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。

新湊大橋とこじんまりとした終着駅のコントラストが魅力的。

ディープな雰囲気の渡し船発着場。最終便の時間は確認しておこう。

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