text:鉄道ホビダス編集部

幼い頃、「こんな鉄道があったらいいな…」と思いながらノートに空想の路線図を描いた経験があるレイルファン諸氏はきっと少なくないと思います。凝った人であれば定規と色鉛筆を使って綺麗に仕上げた…なんて記憶がある方もいることでしょう。
そんな幼い日の架空鉄道の原体験をWebアプリで誰でもよりリアルに、美しく実現できる時代がやってきました。今回はそんな「路線図エディタ」で遊んでみたいと思います。
【画像】「路線図エディタ」を使って自由に路線図を作ってみよう!
■初めてでも安心!チュートリアルや完成図も見られる

この「路線図エディタ」は、以前鉄道ホビダス上でも紹介した「配線略図エディタ」を制作したStudio UXMさんによるWebアプリとなっています。
Webアプリという響きから、難しそうに感じる方もいるかと思いますが、そうした初心者の方でもちゃんと安心して触れられるように設計されています。
まず路線図エディタを開くと「初めての方へ」と、このWebアプリを初めて触る方へ向けたメッセージが表示されます。そこからチュートリアルをクリックすると、実際に作成している画面のスクリーンショットなどを用いて、それぞれの機能を細かく丁寧に解説されています。
また、「読むより実際に触ってみたほうが早い!」という方には「完成像が見たい方へ」というページがおすすめ。実在の路線(阪神電気鉄道・阪急電鉄・名古屋鉄道)をモチーフに、運営がレイアウトして作り上げた路線図の完成データをWebアプリ上で見ることもできます。もちろんただ見られるだけではなく、このデータも直接いじることができるので、実際に触ってみてどのような設定で路線図が描き込まれているのか、駅名を装飾するにはどのような設定をしているのかをそのまま見て学ぶこともできます。また、これらをベースに架空の路線を建設してみたり、はたまた別路線に作り替える遊びもできるでしょう。
■路線図を作るということに特化した「路線図エディタ」の強み
とにかくこの「路線図エディタ」はその名前の通り、「路線図を作る」という作業に特化した作りであることが特筆されます。確かに図表を描けるソフトで、路線図のようなものを作図することは不可能ではありません。しかし細かい調整や、やり直しに手間がかかったり、テクニックがないと思い通りの配置にできなかったりと、不便さや制約を感じることも多いかと思います。
「路線図エディタ」は路線図を作る点において、痒い所に手が届くような機能がかなり盛りだくさんになっています。駅名の位置を自動調整で整えてくれたり、路線を選択して形を変化させても駅名が追従してくれたりします。また、一括で路線の各種設定を操作できる項目があるので、細々した調整も必要とせず、さらに同じ設定で別路線を追加作成するのも楽にできるでしょう。
■実際に路線図を作ってみよう
さて、今回編集部スタッフもこの路線図エディタを使って路線図を作ってみることにしました。ここではイチから路線図を作図することにします。もちろんチュートリアルや完成像を見て学びながら、駅名の縦書き化や、速達種別の作成、停車駅のアイコンを変えたりと色々やってみました。

色々装飾を施し、自分自身が納得をすれば完成です。路線データはデータとして保存(.rmdデータ)もできるので、一度中断して保存し、再度作成を始める際は路線図をロードして続きから始めることもできます。路線が一つだけだとやはりすこし寂しい、再現したい路線がもっとある!という場合は「路線設定」タブから「一覧」→「新しい路線を作成」で追加することもできます。

さらに路線が途中で分岐する作例も作ってみました。筆者の思い入れがある総武本線と成田線をモチーフに、「もし新幹線になったら…」という想定の架空路線です。分岐しない路線(東京〜銚子・総武新幹線)と分岐する路線(東京〜佐倉〜成田空港・成田新幹線)の2つの路線を作成し、分岐側の路線の駅の位置を分岐しない路線の駅の位置に合うように調整して作ってみました。この作例のように、主要駅を太字にしたり、停車駅の記号の形や色を変えるといった装飾も可能です。
■画像保存や共有機能も

出来上がったデータは画像としてエクスポートすることもできます。画像出力はPNGデータのほかSVGデータにも対応しているので、ベクターデータをいじることができる環境がある方は、エクスポートしてさらに作り込む…ということもできるでしょう(ただし環境によってはレイアウトが崩れてしまう可能性もあります)。
またPNGデータに対応しているので、透過素材にもできます。路線図データを作って、自分の作成物に使ってみたりもできそうです。ただし、利用規約は必ず読んで確認しておきましょう。さらにSNSなどで共有できるリンク機能もあるので、作ったデータをインターネット上で共有して公開することもできます。
どんな路線図も思いのままなWebアプリ「路線図エディタ」。ぜひ一度触ってみて、自分だけの遊び方を見つけてみてはいかがでしょうか。


