185系

特集・コラム

【カラフルな並び】下関総合車両所にて227系3種が並んだ報道公開が開催!

2026.03.26NEW

text & photo:RM
取材日:’26.3.26 場所:下関総合車両所
取材協力:西日本旅客鉄道

 先日報道公開されたJR西日本の山口エリアに投入予定となる227系「Kizashi(きざし)」。今回、そのほか山陽エリアで運行されている227系の「Urara(うらら)」と「RED WING(レッドウイング)」を交えた3種並びの報道公開が下関総合車両所にて開催されました。

■山陽エリアのこれからを担う車両たち

左から0番代「RED WING」、500番代「Urara」、500番代「Kizashi」。

 2015年に登場した227系は、広島地区向けの「RED WING」を皮切りに、2019年和歌山エリアの桜井線(万葉まほろば線)・和歌山線・紀勢本線で活躍する1000番代がデビュー。2023年からは岡山エリアに500番代「Urara」の導入が開始され、続いて山口エリアにも同500番代「Kizashi」が導入予定となっております。特に近年まで多くの国鉄型車両が活躍していた山陽エリアに立て続けで導入が進められている227系ということで、これから同エリアの主役となるこれらの車両には注目が集まります。

 広島エリアの「RED WING」は次世代の広島近郊の輸送を担う翼的な役割を担うということで「未来へ羽ばたく赤い翼」を意味しています。また同時期にラインカラーの概念も導入され、山陽本線は227系と同じく赤色になりました。すでに広島エリアは同車で旧来の車両の置き換えが完了しており、今ではすっかりお馴染みの顔となりました。

 「Urara」は公募によって愛称が決定され、デザインコンセプトは岡山・備後エリアの豊かで穏やかな気候・風土を表現した「豊穏の彩(ほうおんのいろどり)」とされています。

 「Kizashi」は走行エリアである山口に由来しており、「山口」という言葉は「物事の始まり」や「前兆」を意味するところから、山口エリアに新たな変革をもたらしていくように、また人々の暮らしや旅に良いことが起こっていくように、その「きざし」となる思いを込めたものとされています。またデザインも黒と引き締まっており、今までの2種とはまた違ったイメージにまとめ上げられています。

 このように、愛称や外観も三者三様で、これこそが山陽エリアを走る227系の最大の特徴とも言えるでしょう。

■今なお残る国鉄型とともに注目のエリアになるか

前面の転落防止幌にもそれぞれの愛称ロゴがあしらわれており、個性を際立たせている。

早いもので0番代「RED WING」は昨年デビュー10周年を迎えた。227系の投入は広島エリアにとどまることなく続けられ、今後は山口エリアでも親しまれる存在になることだろう。

 「Kizashi」の導入が予定されている山陽本線の山口エリア(岩国〜下関)では、国鉄型の115系が現在も運行されています。昨年まで瀬戸内色にリバイバルされた編成も活躍していましたが、こちらは残念ながらすでに引退済みとなっています。とはいえ、今なお多くの115系が現役で、特に同地区を走る2扉転換クロスシート車の3000番代は当初「ひろしまシティ電車」用に製造された車両であり、いわば山陽本線で長年親しまれている車両であることから、こちらにも注目が集まっています。

 多種多様な国鉄型車両で賑わっていた山陽エリア。これらの車両の投入完了により、一気に近代化が進むことでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加