text & photo：RM
取材日：’25.2.21 場所：西大寺車庫
取材協力：近畿日本鉄道
近鉄では、三重県と株式会社ポケモンと連携し、2025年2月27日（木）から、大阪・京都・名古屋と伊勢志摩を結ぶ特急「伊勢志摩ライナー」に、みえ応援ポケモン「ミジュマル」の装飾を施したラッピング列車を運行開始しました。ラッピング列車の愛称は「ミジュマルライナー」で、特急車両外装への全面ラッピングは近鉄初です。
▲従来は黄色や赤色がアクセントカラーとなっていた「伊勢志摩ライナー」に、青色の編成が加わりました。写真は大阪・京都発着基準（以下同様）1号車・ク23602から見た編成全景。
「ミジュマル」はゲームソフト「ポケットモンスター」に登場するラッコをイメージしたキャラクター。「三重」が「みじゅう」とも読めることや、ミジュマルがおなかに貝のようなものを抱えており、三重の特産品に通じることから「みえ応援ポケモン」に就任しています。
「ミジュマルライナー」は23000系「伊勢志摩ライナー」23102編成で、車体上部に空を表現した青色、裾部に海を表現した水色を配色し、自然あふれる三重県を表現したデザインとして、いろいろなポーズのミジュマルを配しています。外観は車両ごとに、また左右側面でも異なるものとなっています。
▲2号車・モ23502。
▲3号車・モ23402。
▲4号車・モ23302。
▲5号車・モ23202。
▲6号車・ク23102。
車内の装飾も工夫が凝らされており、レギュラー車両およびサロン席・ツイン席の座席はミジュマル仕様の絵柄に交換。また、両側先頭車運転台背後の「パノラマデッキ」部も装飾が施されています。なお、デラックス車両6号車の客室・座席は装飾の対象外となっています。
▲1～4号車のレギュラー車両は、1両ごとにカラーが異なる座席となっています。
▲サロン席（写真右手）、ツイン席（写真左手）もミジュマル仕様となっています。
▲1号車のパノラマデッキは青色系のカラー。
▲6号車のパノラマデッキは緑色系のカラー。
▲旧販売カウンター部分にはぬいぐるみなどのディスプレイが。
「ミジュマルライナー」は他の「伊勢志摩ライナー」と同様、大阪難波・京都・近鉄名古屋～賢島間をはじめとする区間で運行され、その運行ダイヤは特設サイトにて発表されています。あなたもこの「ミジュマルライナー」に乗って、三重県の新たな魅力を発見する旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
