185系

特集・コラム

【JR西日本】新しい観光列車「はなあかり」、京都鉄博でお披露目!

2024.08.29

text & photo:RM
取材日:’24.8.29 場所:京都鉄道博物館
取材協力:西日本旅客鉄道

 JR西日本では、2024年10月から運行を開始する新しい観光列車「はなあかり」の先行公開を京都鉄道博物館で実施しました。

▲「車両工場」に入場してきた「はなあかり」。

 種車となったのは、特急「はまかぜ」に使用されているキハ189系の3両編成で、全車がグリーン車となります。エクステリアは「西日本の自然と風景に馴染み、懐かしくも華やかでモダン」というテーマでデザインされています。ステンレス製ボディの地肌は露出せず、茶色をメインとして裾付近を金色の唐草模様とした高級感ある仕上がりです。

▲3号車・キロ189-7005。

▲1号車・キロ189-8005。

▲関係者の皆さんによるテープカット。奥から2人目がデザイナーの川西康之さん(イチバンセン)。

▲毛筆体の書体で記された「はなあかり」のロゴ。

インテリア
 「日本の四季を彩る草花をモチーフとした華やかな和の色彩を展開」というのがテーマです。

1号車

 1号車は「スーペリアグリーン車」という扱いで、快適な「籠」のような車内空間となっています。いわゆるセミコンパートメント的空間で、ゆったりした本皮シートは、座る位置により様々な姿勢で過ごすことができるというものになっています。大きなテーブルやコンセント等はもちろん、飾り棚の様々な演出や沿線各地の工芸品・アート作品などで旅の時間を盛り上げます。

2・3号車

 2・3号車はグリーン車の扱いで、快適な「広間」のような車内空間です。360度回転する1+1列の独立した座席(写真上)、ゆったりくつろげる広いボックス席(2名用、3-4名用、写真下)が用意されています。一期一会の対話がはずむよう、大きなテーブルや沿線各地の工芸品・アート作品などを備えました。

 2号車にはだれでも利用できるフリースペースのサロンが設置されています。特産品の販売やイベント等に使用する空間にもなります。

 「はなあかり」の運行は2024年10月からで、最初の走行エリアは 敦賀~城崎温泉(小浜線、京都丹後鉄道宮津線経由)。片道5時間ほどのゆっくりペースで存分に車窓や食事、沿線各駅でのおもてなしを楽しめる趣向となっています。今後、季節ごとに走行エリアは変わる予定です。

「はなあかり」特設サイト

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