185系

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意外と知らないEF55!?連結器切り欠き形状 一体何種類あるの?

2023.09.02

text:RMM

 EF55といえば片側流線形の先頭部を持った独特のスタイル人気ではありますが、その登場以来、時期ごとに違うのが先頭部の連結器の露出度とカバーです。写真が撮られた時代ごとに違う顔つきですが、「一体どの姿が正しいものなのか!?」と、疑いたくなるほどに先頭部の姿は違いがあるのです。ここでは発売されたばかりの『鉄道車輌ガイドvol.38 EF55』の誌面から一部を引用し、その形状の歴史を見ていきたいと思います。

 ▲こちらは先頭部連結器廻りが完全に覆われた、登場時の姿。【鉄道車輌ガイドvol.38 EF55 22ページより】

 ▲こちらは連結器カバーを外しボンネットの先端は大きな切り欠きとなった連結器廻り。下の写真はカバー連結器とエアホース分だけ穴を開けた姿。【鉄道車輌ガイドvol.38 EF55 31ページより】

 ▲その後準鉄道記念物に制定され再び、連結器を収納し、先頭部をカバーで覆ったEF55 1号機。【鉄道車輌ガイドvol.38 EF55 34ページ中段より】

 ▲そして、1986年の車籍復活に向けた整備時に新たに開けられた連結器廻りの切り欠き。それまでにない中間の大きさとなったほか、竣工時からの大きなカバーはこの時にボディと一体化したようだ。やはりこの姿が一番馴染み深いという方が多いのではないだろうか。【鉄道車輌ガイドvol.38 EF55 48ページ中段より】

 

▲ある時期からイベントなどで取り付けられた姿も見られた1986年以降の連結器切り欠きに対応したカバー。鉄道博物館では近年、この姿で保存公開されるようになった。【鉄道車輌ガイドvol.38 EF55 59ページより】

 さて、このように連結器の切り欠きひとつ取っても、EF55には1936年の落成時から現在に至るまで様々な形態差があります。ここまで多様だと、果たして「どれが正調か」と思うかは自分次第…なのかもしれません。

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 戦前のある時期、乗り物の世界に流線形ブームというものが世界的に起こりました。日本の国鉄の前身である鉄道省も例外ではなく、各種車両に流線形の設計を取り入れました。その一つとして特急用電気機関車として1936年に登場したのがEF55です。
 本書では、EF55の登場の経緯から末期までの姿を追うとともに。1986年の復活時に撮影された各部のディテール写真や、図面でEF55の全てに迫ります。

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