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もうすぐ58歳!往年のブルトレ牽引機EF65 501は今なお現役!活躍を振り返る

2023.06.09

text:RM
再構成:鉄道ホビダス編集部

’14.12.19 東海道本線 横浜~戸塚 P:桑原浩幸
(今日の一枚Memoriesより)

 多くの鉄道車両の寿命が30〜40年と言われる中、車齢50年を超える車両も中には存在します。今回はそんな長寿の車両でも、ブルートレイン全盛期に活躍した花形機関車であるEF65 500番代の現役最後の生き残り「EF65 501号機」にクローズアップ。その活躍を振り返ります。

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■栄光のブルトレ牽引機「EF65 501」

 現存する国鉄型電気機関車で最古参となるのはJR東日本高崎車両センター所属のEF65 501、通称「Pトップ」です。1965年6月20日の新製で、車齢はもうすぐ58年となります。なお、「Pトップ」と呼ばれる所以は、このEF65 500番代の高速旅客牽引用については、「P型」と呼ばれたことに由来します。このPはPassenger=客車を意味しています。この客車というのは20系ブルートレインを指しており、高速列車牽引のためブレーキを中心に追加装備がなされたために、500番代と区分された経緯があります。

▲1978年に後継のEF65 1000番代に置き換えられ、ブルートレイン運用から貨物列車牽引に転じた頃のEF65 501。

’79.12.01 東海道本線 掛川 P:大谷真弘
(今日の一枚Memoriesより)

 本機は東京機関区に新製配置され、当時は「富士」「さくら」「はやぶさ」といった東海道筋のブルートレインの牽引に活躍しました。その後、1978年に下関機関区で後継のEF65 1000番代に置き換えられた後、一時は貨物の牽引に転じましたが、登場時の特急色は維持し続けていました。

 その後、国鉄時代末期に高崎第2機関区に転属し、国鉄分割民営化ではEF65 500番代で唯一JR東日本に承継されました。それからJR東日本ではEF60 19などとともに、臨時列車や工事臨時列車、通称「工臨」の牽引を中心に活躍し、時にはジョイフルトレインの先頭にも立つこともありました。JR貨物から同番代が撤退してからは、現役で残る唯一のEF65 500番代として孤軍奮闘を続けています。2014年12月にはオール白帯で揃えられた24系ブルートレインを牽引し、東海道本線を駆け抜けたリバイバル「富士」の先頭にも立ったことで話題になりました。

‘22.5.3 信越本線 群馬八幡~安中 P:渋川 明
(今日の一枚より)

 現在は、工臨については事業用車両に置き換えられ、「ELぐんま よこかわ」等の臨時列車の牽引のほか、同機の撮影会や運転体験などのイベントも開催されるようになりました。とはいえ、古い機関車であるため予断を許さないことに変わりはないと考えるべきでしょう。車齢60年を前に、本機の今後は非常に注目されるものとなりそうです。

↓EF65 501の名シーンたちはこちらから↓

(レイル・マガジン436号より)

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