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特集・コラム

【開花間近】列車と桜のコラボ!お花見スポットを鉄道写真で巡る!

2023.03.17

text:鉄道ホビダス編集部

 早いもので3月も中旬を過ぎましたが、今年は桜の開花も例年より早く、満開予想も3月下旬とする予報が発表されています。そんな中で、今年も美しい桜と一緒に鉄道の風景を楽しみたいところ。今回は鉄道ホビダス上に過去投稿された桜と鉄道の写真をピックアップし、それぞれの写真の注目すべきポイントなどを探っていこうと思います。

↓桜と鉄道の美しい関係!名スポットをもっと見る!↓

’20.4.4 伯備線 備中川面~木野山 P:井口博元

 2020年の備中川面界隈での桜と今もなお現役で活躍を続ける国鉄特急型、381系との共演。桜と列車の前面のバランスが非常に良く、さらに背景の山にも桜がちらほらと見え、写真からも暖かさが伝わってくるような春らしい一枚と言えるでしょう。現在では国鉄特急色とスーパーやくも色がリバイバルされて走行する伯備線沿線。今年はこれらカラーリングとの共演も楽しめそうです。

‘19.5.5 富良野線 西中〜中富良野 P:湯本大覚
(今日の一枚より)

 日本列島において、桜前線が最後に行き着く場所がこの北海道で、4月末〜5月にかけて開花をします。ですがこの北の大地においても今年は例年よりも早いようで、一瞬の桜をうっかり逃さないようにしたいですね。
 雄大な富良野の大地と桜のコラボ、そして奥をゆくディーゼルカー、まるで絵葉書のような光景がそこには繰り広げられます。

‘09.3.23 肥薩線 渡〜西人吉 P:高橋幹生
(お立ち台通信より)

 2024年3月での引退が予定されている8620形蒸気機関車58654号機と桜の一枚。昨年製造から100周年を迎えたこの機関車ですが、その終焉は刻一刻と迫っています。なお、豪雨などの影響を受けて現在の「SL人吉」は熊本〜人吉間ではなく、熊本〜鳥栖間の運行となり、この渡〜西人吉間の桜との共演は見られないでいます。

‘21.03.23 西武鉄道 新宿線 新井薬師前〜沼袋 P:平田秀斗
(今日の一枚より)

 2021年に引退した西武10000系「レッドアロークラシック」。先代「レッドアロー」である西武5000系のカラーリングを復刻したこの車両は2011年11月に登場。それ以来10年近い年月、西武沿線で愛されました。これはそんなレッドアロークラシックにとって最後の桜となった2021年の春。画面いっぱいに見事に咲き誇る桜で埋まる中、レッドアロークラシックの横顔が通り過ぎる、印象深い一枚です。

‘22.04.02 名古屋鉄道 蒲郡線 蒲郡競艇場前〜三河鹿島 P:加藤光一郎
(今日の一枚より)

 2022年3月、名鉄でパノラマカーの愛称で親しまれた7000系列の特急仕様車の証であった「白帯」が西尾・蒲郡線の6000系で復刻しました。この車両は走行する西尾・蒲郡線の別名「西蒲線」を由来に、愛称を「にしがま号」として現在も運行中です(系統板は現在外されています)。そんな白帯車の6000系と桜の初コラボの様子。鯉のぼりの様子も季節を感じる美しいカットです。

‘22.04.05 阪急電鉄 神戸線 六甲~王子公園 P:榎本 毅
(今日の一枚より)

 阪急神戸線の都賀川橋梁を渡る阪急8000系と桜。ここは阪急沿線でも随一の桜の名所として有名なポイントでもあります。サイドのHマークが凛々しい「Classic 8000」の装飾と桜のコラボ、マルーンとピンクの対比も非常に美しいですね。

‘18.4.1 富山地方鉄道 富山市内軌道線 電気ビル前〜桜橋 P:荻布貢造
(今日の一枚より)

 富山地方鉄道の市内線、電機ビル前電停と桜橋電停のちょうど間に存在するこのスポット。渡っている橋は「桜橋」といい、1935(昭和10)年に作られた歴史ある橋。1999年に有形文化財に登録され、富山の街で今も愛される橋です。「桜橋」の名に相応しく、川の両岸には桜並木が美しく咲き誇り、こちらも日本さくら名所百選に選ばれる景勝地となっています。

‘22.04.02 東武鉄道 日光線 楡木~東武金崎 P:鈴木 陽
(今日の一枚より)

 2021年に復刻された東武100系スペーシアのオリジナルカラー。懐かしのこのカラーリングと桜を絡めた写真ですが、桜だけではなく菜の花も一面に咲き誇っているのを見逃さなかった一枚。手前でふんわりとボケている菜の花がスペーシアと桜を上手く引き立てます。

‘18.3.31 大井川鐵道 大井川本線 大和田〜家山 P:田内克周
(今日の一枚より)

 大井川鐵道で活躍する元西武鉄道のE31形電気機関車牽引による旧客列車と見事に咲き誇った桜を切り取ったカット。背景の山、そして桜と古き良き客車列車と、現代でもこのような光景が今もなお繰り広げられているところに感動します。

‘19.4.9 中央本線 東中野〜大久保 P:芦原やちよ

 都心部でも鉄道と桜を楽しむことができます。その一つがこの中央線の東中野〜中野間にある桜でしょう。神田川にかかる鉄橋の岸には一面の桜並木が並んでおり、通りかかる人々の憩いの場となっています。そんな中を通過したのは中央快速線で活躍する209系1000番代。中央線グリーン車導入までの予備車として活躍する同車、このコラボレーションもそう長くは見られないかもしれません。

 今回は鉄道ホビダス上に過去投稿があった写真を中心に、全国の鉄道と桜の写真を振り返りまとめてみました。この記事を読んだあなたもぜひ、桜と鉄道を共に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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