text & photo:RM
取材日:’22.6.30 場所:芳賀・宇都宮LRT車両基地
取材協力:宇都宮市
路面電車の車庫としては広大な印象の車両基地。写真中央が今回納入された最終第17編成で、その右手が第1編成。
2023年春の開業を目指す芳賀・宇都宮LRT「ライトライン」。斬新な流線形3連接車体のHU300形は2021年5月に第1編成が納入され、報道公開されました。あれから1年と少し。計画に沿った全17編成の納入が完了し、6月30日は第17編成の走行試験の模様も公開されました。
都合により行先表示のLEDは点灯していませんでしたが、個性的なライト形状が目を引きます。
3車体連接で、黄色と黒を曲線的に塗り分けた大胆なデザイン。
芳賀・宇都宮LRT「ライトライン」の走行動画をコンパクトに編集致しました。向こうに行って、また帰ってくる流れです。極めて静粛な走行音で、快適そうですね。 pic.twitter.com/ao7g0AsV6e
— Rail Magazine(レイル・マガジン)【公式】 (@RM_nekopub) June 30, 2022
同一形式17編成がズラリ勢揃い。こんな眺めはちょっと日本の既存の路面電車では見られなかったもの。
やはり路面電車用としては極めて大規模な車庫ももうほぼ完成しています。2~8の7線分あるようです。左手の編成の手前には構内移動用の車両移動機が据え付けられています。
さてこの芳賀・宇都宮LRT「ライトライン」、一部報道では工事の遅れから、開業が予定より遅れる・もしくは部分開業になるという観測が述べられていますが、現地での取材によればまだ調整中とのこと。試運転は本年晩秋から開始されるとのことで、タイミングさえ合えば誰でもその走りを見ることができるようになるのも、もうちょっとの辛抱ということになります。
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