185系

特集・コラム

220分の1の世界へようこそ!鉄道模型「Zゲージ」の魅力!

2022.04.24

text:RMM
photo:羽田 洋

 さまざまな縮尺が存在する鉄道模型ですが、その中で1:220スケール、6.5mmゲージ(軌間)の鉄道模型「Zゲージ」をご存知ですか?以前は海外メーカーが主力で展開するスケールでしたが、近年では日本で生まれたZゲージ専門メーカー「ロクハン」が車両と線路システムを普及させ、今では16番やNゲージと同様に簡単にレイアウトを組んだりして運転を楽しめるようになりました。今回はそんなZゲージのスケール比較やジオラマ写真を交えながら、その魅力に迫ろうと思います。

■こんなに小さい!

 車両の長さは16番に比べ約1/3、Nゲージに比べ約2/3。この大きさの比較が示しているのは、いかに小さなスペースで大きく遊べるかの答えでもあるのです。

■精密なディテールと印刷

 「小さいから」といって、精密感を犠牲にしているわけではありません。室内灯やテールライトなど、照明類も充実。もちろん所属標記やリベット、ATS標記に至るまで驚くほど精密な印刷で再現されています。

■小さいから省スペースで楽しめる!

 16番比で1/9、Nゲージ比で1/2のスケールとなるZゲージですので、単純に小さいスペースでも楽しむことができます。スペースに制約のあることが多い屋内という環境において、大きい魅力になっています。

■システム線路で立体的にも楽しめる!

 現在、ロクハンから他のスケールと同様に道床付きレールやパワーパックを含めたシステム一式が出ているので、比較的簡単に始めることができます。また、スターターセットも発売されているので、これから始めてみるのも良いですが、最初から自分の好みのレール一式と車両を揃えて一気に「飛び級」して始めてしまうのも良いでしょう。

■Zゲージレイアウトを展開した楽しみ方も紹介!『RM MODELS 321号』

 今回の特集は「スタートライン 鉄道模型を始めよう!」と題し、鉄道模型を始めるうえで、何を揃えれば良いのかという基礎情報から、運転・工作・ジオラマ・写真撮影など、鉄道模型での様々な楽しみ方を紹介していきます。また、Nゲージや16番の他、立体的なZゲージレイアウトをテーブル上に展開した楽しみ方も紹介!異なるスケールへの転向または併用で楽しむ方法も詳しく紹介していきます。

 また紙面も今回リニューアル!お馴染みの「宮下洋一 昭和模型工作室」も「地鉄電車」を中心に刷新。また、「鉄道サブカルバラエティ」をテーマにした「# 鉄道絶対領域」など、新企画が続々スタートします!

 今月の特別付録は人気企画の「映える背景紙」シリーズ!今回は春にちなんで「桜バージョン」をお届けします!A面は走行&撮影用の静止画、B面はおなじみ「流し撮り」仕様となっております。桜並木をバックに快走する列車の走行シーンを撮影して是非お楽しみください。

詳しくはこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加