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特集・コラム

実は今年で30周年! 「エコパワー●●」の元祖、DF200形ディーゼル機関車を振り返る

2022.04.08

 東海道新幹線「のぞみ」やJR東日本の各新幹線が、2022年にそれぞれメモリアルイヤーを迎えていることは、ニュースやPR企画などでも目にしているかと思いますが、JR貨物のディーゼル機関車「DF200」もまた、製造開始から30年を迎えたのをご存じでしょうか。現在、生産されたDF200の多くが北海道の五稜郭機関区に所属するほか、愛知機関区にも6両が所属しています。また、JR九州の「ななつ星 in 九州」の専用機関車である7000番代もDF200をベースに作られました。

 ‘07.5.1 根室本線 厚内~上厚内 P:高橋 明
「お立ち台通信」より)

 ‘80年代後半、特に非電化区間においてはDD51が貨物輸送の主力機関車として活躍していました。しかし、DD51の製造が開始されたのは1962年。次第に進む老朽化とともに、高速化、高効率化を求める声が日増しに大きくなっていたのも事実でした。そんな問題を解決すべく誕生した電気式ディーゼル機関車DF200は、高出力かつ高効率、しかも最高速度110km/hの営業運転を可能とした画期的な車両でした。

‘08.9.7 石勝線 十三里~新夕張 P:藤谷義明
(「お立ち台通信」より)

 また、それまでの機関車にはなかった公式の愛称がつけられたことも特徴のひとつです。公募によって選ばれた「ECO-POWER RED BEAR」のロゴが車体に描かれ、無骨さに華やかさを加えた新時代の機関車をイメージさせるものでした。ここでは、鉄道ホビダスに届いた投稿作品のなかから、DF200に関するネタをピックアップしてお届けします。地元の愛好家だから撮影できた雄姿をお楽しみください。

‘11.1.18 千歳線 サッポロビール庭園 P:河澄拓哉

2012年6月に、道内の石油輸送列車のうち帯広、旭川へと向かう列車の運転が終了。これに伴ない、重連で注目を集めていたDD51の運用にDF200が充当された。 ‘12.6.1 千歳線 新札幌 P:宮崎 龍

2014年時点で、すでに北海道内ではDD51牽引による定期貨物列車が運行されていなかったが、5月30日の1250列車と9770列車の牽引機にDD51が充当された。そのうち1250列車は、DD51がDF200を従え先頭に立っての牽引であった。 ‘14.5.30 千歳線 恵庭~恵み野 P:石原幸司

JR貨物苗穂車両所の一般公開にて。当日は鋳物注湯作業、機関車車体上げ作業、車両への台車組込作業、車両移動作業、レール溶接作業などが公開された。メインイベントと言える機関車車体上げ作業では、JR貨物のDF200-1号機の車体が使用されていた。 ‘14.9.20 苗穂工場 P:原 将人

函館運転所のDD51形2両(1083、1142号機)とホキ800形14両が、ミャンマーへの譲渡のため函館→東室蘭(操)→陣屋臨港へ輸送。DF200と北斗星色DD51の三重連+保線用ホキという、異色の編成は沿線のレイル・ファンを大いに驚かせた。 ‘16.3.7 函館本線 森~桂川 P:原 将人

カシオペア紀行の北海道内での牽引機としても活躍。‘16.5.18 室蘭本線 白老~社台 P:辻 晴穂

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