取材日:’21.12.28
text & photo(特記以外):羽山 健(RM)
同行取材:遠藤イヅル 取材協力:流鉄
レイル・マガジンで連載した「シーナリー散歩」(誌面連載はレイル・マガジンの定期刊行終了により完結)。連動のWEB編もしばらく休載しておりましたが、鉄道ホビダスでの読み物記事として若干リニューアルの上で再開致します。今後WEB専用の新規コンテンツも展開できれば…!
レイル・マガジン2022年3月号で取り上げた、千葉県の流鉄。常磐線の馬橋から醸造業が盛んな流山市の中心地・流山までのわずか5.7km、駅数6駅という小規模な鉄道です。第1回では、その終点で本社、車両基地、基幹駅の機能が集中する流山駅を見ていきましょう。
▲元西武101系の流鉄5000形は1編成ごとに塗色が異なり、それぞれ編成の愛称を持っています。
イラスト:遠藤イヅル
▲リフォームこそされているものの、恐らく開業時からのものと思われる駅舎。一番左側はかつてのタクシー事務所。ちなみに、本社機能は別の建物に入っています。
▲駅舎左手、かつて関連のタクシー車庫であった部分は、現在商業施設として活用されている模様です。
▲駅から線路を挟んで向かい合う流山市役所の丘から見下ろした駅舎ホーム側の様子。
▲駅舎内の自動券売機、出札窓口などの様子。
▲改札口から電車の床面までには階段3段分の段差があります。
▲ホームは1面2線。写真右手の1番線が主に使用され、左手の2番線は時間帯によっては車両の留置にも使われます。
▲ホーム2番線から見えるこの建物はかつて貨物上屋でした。つまり右手の一段高い土地がかつての貨物ホームそのものとなります。
▲流山駅からスイッチバックして、カーブを描いて江戸川方向にかつてキッコーマン流山工場(万上みりん工場)への専用線がありました(写真背後に流山駅)。
▲廃線跡が突き当たる工場敷地のへり部分。かつてはここから線路が工場内に引き込まれていました。壁面にかつての写真などが掲出されています。
次回は、当駅併設の車庫も見ていきたいと思います。