特集・コラム

シーナリー散歩 Scene:5-1 奥羽本線 板谷駅(その1)

2021.09.27

取材日:’21.8.30
text & photo(特記以外):羽山 健(RM)
同行取材:遠藤イヅル 取材協力:JR東日本仙台支社山形支店

 レイル・マガジンで好評連載中の「シーナリー散歩」。全国の鉄道路線を訪ね、思わず模型にしてみたくなるような魅力的なシーナリーを見つけてご紹介しております。2021年11号では、特集「山岳路線の情景」の一環として、現役の勾配路線として有数の規模を誇る奥羽本線の板谷峠区間(福島~米沢間)を取り上げました。

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 福島の「福」と米沢の「米」を取って、「福米(ふくべい)」などと呼ばれることもあるこの区間。信越本線の横川~軽井沢(通称:横軽、よこかる)、山陽本線の瀬野~八本松(通称:瀬野八、せのはち)などと並び、有数の難所として長年知られたところです。横軽亡き今、東日本地区では随一の勾配区間と言うことができるでしょう。

▲かつて板谷峠区間専用機として活躍したEF71。写真は山形新幹線開業直前の頃、50系客車による普通列車を牽引していた姿。
‘91.8.14 奥羽本線 米沢 P:田中一弘(消えた車両写真館より)

 とはいえ、現在の板谷峠は山形新幹線が軽快に走り抜ける路線であり、1日わずか6往復の普通列車とて、特に勾配を苦にする様子も見せていません。新幹線開業に合わせて1,067→1,435mmに改軌されたこともあり、この区間を通過する貨物列車も存在せず、従って勾配専用の補機なども既にここでは見ることができません。

▲イラスト:遠藤イヅル

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