185系

特集・コラム

相鉄・東急直通線用新型車両21000系報道公開!

2021.09.03

text & photo:RM
取材日:’21.9.3 場所:厚木操車場
取材協力:相模鉄道

 相模鉄道では、相鉄・東急直通線用新型車両となる21000系を報道公開した。本系列は、2018年にデビューした20000系と基本を同一としつつ、10連の20000系(東急線内は東横線直通用)に対して、8連の21000系(東急線内は目黒線直通用)という位置づけとなる。

▲海老名方から見た編成。「特急・新横浜」の行先表示が目新しい。

外観
 車体外観は20000系とほぼ同一で、20m級4扉、裾絞り無しのアルミ製車体。グリル状の装飾を持つ先頭部形状も20000系と共通だ。向かって左にオフセットした非常用貫通扉を備えており、これは写真の通り外へスイングして扉が開き、そこへ斜めにはしごを掛けるようにして使用するものとなる。

▲20000系と共通となる、インパクトのある前面形状。行き先表示に「そうにゃん」を表示させることも可能!

▲横浜方から見た編成。4M4Tの組成となっている。

▲通常は見ることがないであろう、非常用貫通扉の使用状態。

 細かい点では、20000系では車端部妻面(先頭車前寄りだけは乗務員扉直前の高い位置)に設置されていたドアコックが、21000系では車体中央付近床下と妻面に設置されている。▼印のドアコックマークは、床下付近だけでなく、ホームドアがあっても視認できるよう幕板部にも標記されている。

車内
 グレートーンで統一された室内は、中央高天井方式と相まって解放感・スマート感あるものとなっている(20000系第1編成のみに設置されていた通路上部の広告表示LCDは引き続き設置されず、その代わりドア上部のLCDが2面になっている)。これも基本的には20000系2次車をベースとしたものだ。優先席・車いすスペースの配置については、既存の目黒線車両に合わせているとのこと。

▲グレートーンで統一された車内。

▲扉上に2面のLCD、グレーモケットのロングシート、楕円形の吊り革などが特徴となる。

▲車端部のユニバーサルデザインシート部は、黄色のひじ掛けや高めの座面が特徴。

▲右手が優先席のユニバーサルデザインシート(やはり座面が高い)、左手が車いすスペース。

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