特集・コラム

栄光のブルトレ牽引機が勢揃い! 田端運転所機関車撮影会レポート

2021.07.03

text & photo:RM
取材日:’21.7.3 場所:田端運転所
取材協力:東日本旅客鉄道

 2021年7月3日(土)、JR東日本の田端運転所では一般向けの有料参加イベントとして「電気機関車の撮影会&所内見学会」を開催した。栄光の特急牽引機であるEF65形1000番代とEF81形がそれぞれ秘蔵のヘッドマークを装着した状態で展示され、非常に見ごたえがあるものとなっていた。

▲JR東日本に現在所属する全5両のEF65形1000番代=PFが並ぶ様は壮観の一言…! 写真左から、1115、1105、1104、1103、1102号機。ヘッドマークはそれぞれ「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」「あさかぜ」という、九州ブルトレのものが取り付けられている。5両とも、かつて東京機関区に新製配置され、ブルートレインの大ブームの中、これらの列車の先頭に立って活躍した経歴を持つ。

 展示はEF65形1000番代(PF)が5両並ぶエリアと、EF81形が2両並ぶエリアの2ヶ所で行われた。特にPFの5両は現在JR東日本に在籍するすべてのPFということで、非常に貴重な並びということができる。いずれも1978年に新製された第七次量産車にあたり、東京機関区のブルトレ牽引用EF65形500番代(P型)を置き換えたグループだ。形態・塗色ともによく原形を維持しており、乗務員室屋上のクーラー・無線アンテナを除けばほぼ国鉄時代が再現されたと見ることができる。来場者にとっては良い思い出になったことだろう。

▲つづいてヘッドマークをすべて交換。左から「出雲」「彗星」「銀河」「北斗星トマムスキー」「夢空間 北東北」。「出雲」を除けばややレアな組み合わせと言うことができ、これはこれで非常に興味深いところ。手前の1115号機は以前からスノープラウが取り付けられておらず、まさに東京機関区時代の形態を彷彿とさせる。

 イベントでは時間帯によって装着ヘッドマークが交換された。また、5両全機非常に美しい状態で、職員の皆さんの心尽くしが感じられる展示であった。

▲交換用に待機していた時のヘッドマーク。悲運の1118号機のナンバープレートにも注目。

▲EF81形は、ローズピンク+お召装飾の81号機と、ヒサシ付き「北斗星色」の133号機の2両が展示された。81号機のヘッドマークは1985年のつくば科学万博の観客輸送用臨時列車「エキスポライナー」、133号機は常磐線経由青森行き「ゆうづる」。

 一方、EF81形はお召仕様の81号機と「北斗星」色の133号機が展示された。特に81号機はかつて国鉄時代にお召列車を牽引した時、既にこの田端所属であり、同所の誇りの1両と言っても過言ではないだろう。133号機も希少なヒサシ付き「北斗星」色ということでファンからは注目される存在だ。

 JR東日本では工臨列車の気動車化、配給列車の電車化が推進されており、所属する機関車の将来は不透明な状況だ。それだけに今回の展示は後世語り草になる一日…ということになりそうだ。

 

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