■凸型の本線ディーゼル機関車
DD51はDD13と同じく運転室の前後に機関、過給器、液体変速機、冷却装置などのユニットを配置したセンターキャブスタイルとなった。当初、このボンネットスタイルの車体は、設計陣にとって入換機のようなイメージを与え、歓迎されなかったと言われるが、車体の軽量化や製作費の縮減、またメンテンスや通気性に優れていることから導入されたもので、機関、過給器、液体変速機をコンパクトにまとめてセンターキャブからの視界を確保した。
▲DD51 1156号機の運転室内。写真は、JR貨物稲沢駅一般公開時のもの。
なお、運転室内にSG機器は設けられていない。
’19.6.9 P:近藤 旭
(レイル・マガジン447号より)
この結果、DD51の連転整備重量は84tとなり、軸配置は中間台車を設けたB-2-Bとして、軸重を14tに抑えることが可能になった。なお、動台車はDD13で実績のあるDT113を基本としたDT113B、中間台車は基礎ブレーキ装置のないTR101を採用した。また、SGはDF50に採用した自動形のSG-3を小型化したSG-4を運転室に配置している。
■1号機の落成
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