185系

特集・コラム

さかつうギャラリー「山川さんのCSを偲ぶ」を観覧してきました

2020.11.17

text&photo:鉄道ホビダス担当
取材日:’20.11.17

 主に1/87スケールで超精密な情景ストラクチャー及びアクセサリーを展開していたメーカー、Classic Story(CS、クラシック・ストーリー)。古き良き昭和時代を主なテーマとしつつ、情感溢れる世界観とシビアな実物検証・時代考証を両立した稀有なメーカーとして知られていました。

▲「三丁目の夕日」シリーズをはじめとする、同社製キットの組立サンプルなどを多数展示。

 しかし主宰の山川良一さんが昨2019年秋、病魔に倒れブランドは突如として終焉を迎えてしまいます。それを惜しむモデラーや業界関係者は数多く、今回、東京・巣鴨の「さかつうギャラリー」にて同氏・同社の功績を偲ぶ展示会が開催中なのです。(11月23日まで)

 

▲お優しそうな人柄が伝わるポートレート。

 ご遺族代表で奥様の山川夏子様(イベント出店時はいつも仲良くお二人で店番をされていました)のコメントでは、病魔に侵された後も新しい製品へのアイデアが止まらなかったご様子や、残された資料類をすべて商品の形にするには100年あっても足りなかったであろう、などとも記されており、改めて山川さんの情熱が伝わってくる感じがしました。

 

▲映画に登場した建物を精密スケールモデル化した「鈴木オート」。

▲北条鉄道長駅を完全スケールダウンしたレイアウトセクション。

 

 もともと問屋経由の流通はなく、販路も限られていた同社製品ですが、活動終了と共に絶版状態となってしまいます。しかし本展示会では発掘された在庫商品も販売中。特に建物用部材の分売などは、製作予定のある方にとっては多めに確保しておくのが吉かもしれません。

 

▲発掘された在庫商品。担当は、山川さんを偲ぶためにひとつ購入させていただきました。

 世界的にもハイレベルなストラクチャーメーカー主宰者にして、ひとりのスーパーモデラーでもあった山川さん。追いつけそうにない背中を、これからも見つめていきたいと感じました。

🔶詳しくはこちら
🔶さかつうギャラリーWEBサイト


 

 

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