取材日:’20.9.18
text & photo:RM
取材協力:阪堺電気軌道
2020年9月18日、筑豊電気鉄道と阪堺電気軌道の両社の認知度向上を目的として始まった。その共同PRの第1弾として、阪堺電気軌道モ161形162号に筑鉄電車のカラーリング通称「赤電」塗装が施され、報道公開された。
▲筑鉄電車の「赤電」塗装となったモ161形162号
本共同PRは両社の沿線にある世界遺産や、両者で同じアルナ車両製の低床式車両を用いていることなど、共通点が多いことから始まった企画となっている。
なお、今回の塗装のモデルとなった通称「赤電」は2006年まで筑鉄電車で走っていた車両に施されていた塗装で、かつての西鉄北九州線で走っていた塗装となっている。西鉄北九州線は門司~折尾間の北九州本線、戸畑線、枝光線、北方線の4路線があったが2000年には全路線が廃止され、現在は黒崎駅前~熊西間のみ筑鉄が乗り入れていたため筑鉄に継承されている。なお、「赤電」は一部が筑鉄に継承され2006年まで活躍していた。
今回の共同PR塗装車両は2020年9月19日から3年間ほど走る予定で、現在撮影会やコラボ乗車券を企画中とのこと。また、このコラボ塗装は筑鉄電車の車両も実施する予定で、2021年度を目途に阪堺電車カラーの筑鉄電車が北九州も街を走り始める予定となっている。今後の展開が非常に楽しみな共同PRとなっている。