← → 大阪(長堀鶴見緑地線)、東京(大江戸線)、神戸(海岸線)に次ぐ日本で4番目のリニアモータ駆動による地下鉄として、2005年2月に開業した福岡市営地下鉄七隈線用3000系電車の自己操舵台車である。 リニア地下鉄は台車下部の平面状のリニアモータを使用するため、従来の回転型モータを使用する車輌に比べ低床化が容易であり、これによりトンネルの小断面化、すなわち建設コストの低減できるという利点がある。また、車軸へ駆動装置を取り付けないため、台車に操舵機能を持たせ易く、従来より急なカーブに対応できる。さらに急勾配にも強い。このような利点から導入が進んでいるもので、現在さらに大阪、横浜、仙台の各市で新路線の建設もしくは計画が進んでいる。 下の写真はリニア地下鉄の心臓部であるリニアインダクションモータを台車下から見たもの。リニアモータの台車への取り付け方法には車軸装架と台車枠装架があるが、車軸装架はこれまで東京都12-000形初期車の一部で採用としてされたのみで、その他はこのFS566を含めて台車枠装架方式が採用されているようだ。 (RM)軸箱支持:積層ゴム 枕ばね:空気ばね(ダイレクトマウント)軸距:1900mm 車輪径:650mm写真:2004.4.30 橋本車両基地 宇都宮照信2005.11.6作成 2007.3.28更新LINKこれまでに収録した福岡市交通局の台車 FS566 SS131 SS031Aこれまでに収録したリニア地下鉄の台車 FS563 FS566 FS568