相鉄ホールディングスと相模鉄道は、新型車両13000系が2026年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。13000系は2026年3月30日に営業運転を開始した相鉄線内専用の新形式で、相模鉄道の車両としては9000系リニューアル車、20000系、12000系に続く4度目のグッドデザイン賞受賞となる。

13000系は、相鉄グループが進める「デザインブランドアッププロジェクト」の第2フェーズとして登場した車両。「安全×安心×エレガント」に新たに「未来」の要素を加え、水を切り拓いて進む海の生き物をイメージした流麗な前面デザインが特徴だ。前照灯には「未来を見つめる目」というコンセプトを込め、車体中央にはマット仕上げのセンターパネルを採用。生成AIを活用しながらデザインを検討したことも話題となった。
審査員からは、ネイビーブルーのブランドイメージ確立後もさらなる進化に挑戦した点を高く評価。車体表面の映り込みを美しく見せるためにボルトの露出を抑えたほか、ライトユニットを側面まで回り込ませて有機的な造形を実現したことなどが評価ポイントとして挙げられた。ライトカバーに刻まれたロゴや、ヘッドライト内部のさび色アクセントといった遊び心のあるディテールにも注目が集まっている。
前照灯
コンセプトエンブレム
車内では、12000系と比較して先頭車の座席数を6席増加。ガラス製の荷棚や仕切り、貫通扉による開放感ある空間づくりに加え、時間帯によって色調が変化するLED照明、全車へのフリースペース設置、立ち座りしやすい「ユニバーサルデザインシート」などを採用した。さらに、防犯カメラや「ナノイーX」搭載空気清浄機も備え、快適性と安全性の向上を図っている。
また環境性能面では、VVVFインバータ制御装置の採用により、相鉄の既存車両と比較して1両あたり最大39%の消費電力削減を実現した。
なお13000系は、2027年に開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」にあわせ、相鉄グループが出展する「SOTETSU PARK(そうてつぱーく)」で実車展示が行われる予定だ。

朝夕で色調が変化する「調光調色式のLED照明」
(画像はいずれもプレスリリースより)
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