text & photo(特記以外):RM
取材日:’26.5.22 場所:武蔵丘車両基地
取材協力:西武鉄道

ブルー/グリーン系でグラデーションを描く市松模様は「サステナ車両」のアイデンティティ。8000系と共通のデザインだ。車外監視カメラやドア開閉スイッチの設置なども確認できる。
西武鉄道が他の私鉄からVVVF制御方式の車両を譲受し、既存の101系や2000系を置き換えていく「サステナ車両」。既に第1弾として元小田急8000形の「8000系」が国分寺線で活躍中ですが、今度は元東急9000・9020系を改造した第2弾、「7000系」がお披露目となりました。
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大井町線時代の9007編成。帯色こそグラデーションに変化しているものの、スカート未設置・字幕式・標識灯残存と比較的原型に近い姿をとどめていた時代のもの。同編成は比較的後年までスカート設置がされなかったのも特徴であった。
‘09.7.9 東急電鉄大井町線 緑が丘〜自由が丘 P:小池翔太
(鉄道投稿情報局)
なお、今回登場した7106編成の種車となったのは、東急9007編成です。この編成は登場から東急での引退まで、大井町線生え抜きだった9000系で、他の大井町線9000系が全て東横線からの転属だったのに対し、当初より大井町線用の5両編成として新製されたのはこの9007編成ただ唯一でした。

基本的にロングシートとなる車内ですが、車端部に1組のボックスシートがあるのは東急時代から受け継がれました。
6連口であった8000系に対し、7000系は元の5両編成から1両を減車した4両とされているのが特徴。また、8000系が鋼製ボディであったのに対し、7000系はステンレス製ボディとなります。

7000系は狭山線などの支線区に投入予定なので、ワンマン対応で車外監視カメラも設置されている。
ラッピングを除いた外観上での変化はごくわずかのようですが、各所に改造されたポイントが目につきます。まず気づくのはスカートが強化型の大ぶりなものにされていること、そして正面向かって右上の運用番号表示窓がブラックアウトされていること、同じく正面右手隅に縦に並んで設置されていた昇降ステップが廃止されていることなど。
気になる車内では、元9000系のチャームポイントであった車端部クロスシートが健在なのが嬉しいところ。一部化粧板や床材などが張り替えられているようですが、座席モケットはそのまま活かされているようです。
営業開始は6月27日の狭山線から。その後順次、多摩湖線、西武秩父線、多摩川線へ投入の計画となっています。


